最高レベルのスタンスをもって述べていくと、前提として、「日本ではヴォイトレは失敗している」といえるのです。☆
もちろん、私の自論ですから気にしないでください。これについては、一般化し普及して、その恩恵を得る人は増えてきましたが、弱者救済での効果として捉えています。この50年、世界のグローバル化は進み、本当に価値のあるものは、世界に進出し、日本人もあらゆる分野でトップレベルになっています。しかし、声とその応用された音声表現で、残念ながらそうなってはいません。芸能から政治家のスピーチ力まで含めてのことです。
声のトレーニングをどの分野にとるかは、人によって違います。私の関わる範囲でも、クラシックからポピュラー、邦楽から役者、声優、そしてビジネス、一般、リハビリです。そのあたりの芸や仕事でみるに、声の力はトップも平均レベルも、日本では、明らかに落ちています。