自由と言うと勘違いされることもあるので、もう一つわかりやすい例で言います。役者なら、練習で大声で全身で笑うこと、本番ではその眼の動きを知って、無表情でも眼だけで笑えること、これがレッスン=トレーニングと本番の違いになります。日常でできる人もいると思いますが、最初は難しいから全身の動きを使い、腹から大笑いをして身につけます。
パントマイムは、体をパーツに分解して、それぞれそこだけ動くようにレッスン、トレーニングします。日常でできない動きで芸が支えられる、そこを補うのがレッスンとトレーニングです。だからこそ、客は錯覚するわけでしょう。