人は自らの感覚によって判断し行動します。自分にわかりやすいとか納得できるとか、しっくりくる、合うということで選びます。そこに価値を見い出します。
頭で決めつけるなということで、理論や方法論には用心していても、実際に心身を使ってこれまでと異なる発見ができたとき、相手の言ったことが実際に起こったとき、人は信じてしまうものです。しかも、その後のことまで丸々、信じてしまいがちなのです。☆
この点については、これまでの応用と基礎の違いや、カラオケ教室やワークショップの効果と限界など、一貫して注意を促してきました。プロの人の教えるヴォイトレも、全てが自分によいものであることはないなどということです。
現場では、どの方法、トレーニングメニュを選ぶのか、どのトレーナー、先生を選ぶのかという問題と密接につながります。メニュ、方法やトレーニング、さらにトレーナーのタイプなども分類して述べてきました。可能性、限界や一流の条件でも触れました。
なぜ、重要な問題なのかというと、トレーナーが相手にどのように対するかという現実の問題、そしてトレーニングの成果、その結果がそこに左右されるからです。