小泉八雲は、左眼は失明、右眼も強度の近眼でした。その分、聴覚が鋭かったともいえましょう。
見るのは主体的、聞くのは受動的です。聞くのは、体感し身体的にくるものです。
彼が、船のエンジン音を「コトシヌシノカミ オオクニヌシノカミ」など「カミ」と呪詞のように聞いたという話がありました。霊的なもの=ゴーストリーは、魂です。欧米でも、アイルランドやギリシャは多神教です。
神道を理解することは、日本人にとても重要なことです。古事記訳は、イギリスの植民地支配上にあった学術研究だと聞いたことがあります。
八雲は、人は、盆踊りに魅了され、懐かしく感じるというのです。鐘の音、物売りの声など、日本には、豊かな音、声の文化がありました。