夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

社会と芸

私が社会生活と芸事との両立というのを考えるようになったのは、いつからでしょう。 修行のように苦しいだけでは続かないし、効果も行き詰まります。 社会は厳しいようでいて、救ってもくれます。 社会と芸事、二本の柱が必要だと思うのです。

評価の意味

一つの評価だけで動かされるのは、とてもおかしいことです。 そうなるのは、どうでもよいものと本質的なものを見分けることができないからではないでしょうか。 それならば、その力をつけることです。 それは、今までの育ちや生き方、やってきたことで大きく…

希望や期待と実践

クライアントの意向通りに行うのがよいとは限りません。 そこは、話し合うことにしています。 目的や結果よりも、自分の気分や方針を優先したい人もいるからです。

絶対からの脱出

「白黒つけての答え」というのは、雑で乱暴なものです。 大抵、ていねいにみていくと合っていません。 ほとんどの問題はグレーゾーン、程度の問題だからです。 そこに絶対的な正解も間違いもありません。

タコ壺

タコ壺の日本、これは、ヴォイトレだけではなく、医者や学者の世界でも同じようです。医学部、薬学部、福祉、介護と、それぞれ全く別に学んでいて、大した交流もありません。患者も、医者、検査、薬剤師、看護士と、たらいまわしにされてしまうことが、少な…

方針の変わるとき

「納得できない」、「反対」と言われて、すぐに方針や指針が変わることはありません。 そのようなものなら、ポリシーがないということになります。 方針には、それが定められ、受け継がれてきたいきさつ、歴史があるのです。 その上で、改良、改善していくこ…

方針の背景

方針は理解してもらいますが、そこで理由を考えて欲しいのです。 「納得しにくいものほど、あなたが考えるのに値する課題なのだ」と思ってください。 方針も一つの考え方なので、納得できないと思うこともあるでしょう。 私とトレーナーの間でもあります。 …

声を扱う

他人の体にメスを入れるのが医者なら、傷害罪にはなりません。 だからといって、理由なく切ったら罪になるでしょう。 声を扱うのも、同じくらいに慎重でなくてはならないと考えています。

倫理が技術を避ける

脳死、臓器移植、人工中絶、人工授精、尊厳死の問題というのは、倫理の問題です。 科学や医学上の知見が技術として可能になっても、私たちは、クローン人間をつくることは避けてきました。 「美空ひばりの歌や声を人工的につくるのは嫌だ」という人には、そ…

専門家のしばり

専門家ほど、その限界は狭く早くきますから、全責任をもつほどのリスクは取れなくなります。「副作用が出る可能性が20パーセントほどあるが承諾する」というような合意書にサインをしても、それは何の意味があるのでしょう。

契約

医療などという、本当のところ、因果関係のわからないものに、契約を持ち込むとしたら、おかしなことです。命を第一にすると、延命を望まない患者の人工呼吸器も外せないのです。インフォームド・コンセントで、相方、共に考えて合意していくのが理想でしょ…

生きていくために

医療と学校、芸術、芸能、そして、教育、 これが人を活かしていく上でのサポートになっていくのです。

説明の伝達度

偉い人には、まわりの人の話を聞かずにしゃべり続けている人がいます。 すると、どんなに説明しているつもりでも、それだけでは、あまり伝わってはいないものです。

「早く安くうまい」

それなりの時間とお金などもかけ、多くの人やいろんな専門家に会っている人でも、初対面から、「すぐによくする」のがプロの手腕と思い、「時間がかかる」のを待てない人は少なくありません。 すると、「早く安くうまい」を掲げるトレーニングが求められ、流…

コミュニケーション能力の欠如

かつて、医者や教師は、偉いと思われ、威張っていたものです。 そのなかでも、どちらかというと、自分で稼いでいる人、町医者や塾の先生などは、しっかりとしたサービス精神を身につけているものです。 一方、固定の給料制では、仕事が少ない方が楽となりま…

感情労働でのメンヘラ

生徒の親、患者、買い物客もモンスタークレーマーとなると、まるで病気のように見なされるのです。これは、日本に限ったことではなさそうです。 教室、病室、お店などは、ときに大変な状況になることがあります。 感情労働で、働く人のメンタルがやられてし…

お金や商いは、汚かった

お金=汚いものという侍のような潔さは、今の日本人にも、古き良き精神として残っています。商人や金貸しは、ものをつくらなかったから低く見られたというのは、日本だけのことではありません。

サービスと教育、医療

市場原理と教育、医療の兼ね合いは、いつも難題です。 それを持ち込んだら教育は崩壊するとも言われてきました。 教育をお金で買うものとしてよいのかということでしょう。

相互の価値の最優先

クライアントと共にお互いの価値を向上させるということを最優先にしていきましょう。 それは、我がままとは反対の方向です。 敬意をもたれる振る舞いは、コストを下げます。よい振る舞いをするから敬意をもって接してもらえ、大事に扱われます。 高いサービ…

サービスの範囲

一般的に、お客様には提供するサービスの範囲を定めておかないとトラブルの原因となります。そうでないと、規則違反、暴言暴力、ハラスメントも起きやすくなります。 我がままへの応対=サービスとなるわけではありません。クレームにもよしあしがあるのと同…

代価

ビジネスでは、「コスト相応に」見合うように代価を設定できます。代価にはサービス分が入るのです。もし、同じ出費で誰かが違うメリットを得るのなら、その人だけが得となります。その要望に応じた分、対価は高くならなければ、なりません。そうでなければ…

サービスの対価と範囲

クレーマーと思っても、要望に理由があるときもあるでしょう。 「どこまで無理を聞いてくれるのか」ということへの対応は、手間がかかるほど、問題になることです。特別扱いは、高価なサービスとなるからです。

クライアントということば

研究所では、「生徒」、「生徒さん」から、「レッスン受講生(の皆さん)」に、そして「クライアント」に呼び名を使い分けていきました。 「お客様」とは呼ばす、「さん」づけです。 呼び捨て、ニックネーム、「くん」づけにはしていません。 「クライアント…

サービスでの対価

サービスを使う側のである、お客さんには、サービスがよいのが理想です。 しかし、サービスする方が対応しきれなかったり無理を続けていると弊害が出かねません。 サービスは、それなりの対価で成り立つものです。それがなくてもサービスするのは、日本人の…

「~様」という蔑称

安くて、よいもの、価値の高いものを求めるのが、消費者、お客様です。 そこで、そうしないために、患者を「○○様」と呼んでいたのを、「○○さん」と戻した病院があります。「○○様」とすると、つけ上がる人が多いそうです。 ホテルのようにサービス業のように…

馴染む

日本は、古来から、「一見さんお断り」という区別で、馴染みの客になるまで時間がかけるのです。そのことは、あらゆるシーンに見られます。 初対面では、出過ぎると嫌われるということです。 まず、場に馴染まなくてはならないのです。 これは、才能の傑出し…

ウインウインになっているか

顧客満足度は、施す側と受ける側の両面からみることです。 ウインウインの関係になっているのかということです。 受ける側が施す側にサービスを求めすぎると、クレーマーになります。 すると、施す側の、感情労働となります。うつやメンヘラの問題へとなりか…

上から目線をなくす

日本では、お上のような公の機関にいると、相手が下手に出るので、どうしても上からしかみられなくなる人が多くなるのです。 できない、無理なこと、ダメと思われることに対して、個人的な裁量があるところとないところとの差が大きすぎるように思うのです。

日本人の切り替えと文化

日本では、同じ人が相手によってことばを使い分けて使っています。 イギリスのように階級社会のために、ことばが区切られるのではありません。 敬語とタメ口の切り替えも、日本独特の文化でしょう。公私の区別のように、武士、商人の世界のように分けてきた…

世界を一変することば☆

「ありがとう」は、「有難し」であって、嬉しい感じです。 それが行き交わない職場や家庭は、愛がないと思えます。 そういうところでは「ごめんなさい」も少ないことでしょう。 「いらっしゃい(ませ)」「まいど(おおきに)」だけでも、世界は一変するので…