夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

横隔膜呼吸?☆

 誤用されている「横隔膜呼吸」ということばについて、声楽家やトレーナーが、科学的、解剖的、生理学的知識を生じ中途半端に知って協調したせいで、まともに使えていない悪例となっています。これを指摘します。私や邦楽の師匠は「腹から声を出せ」と言います。

 横隔膜の位置を、教えているような人たちの多くが、実際よりも低めに示しています。なぜ、「横隔膜の支え」などという本人が感知していない表現を使うのでしょうか。科学的な本を勉強して受け売りしているのにすぎないからでしょう。

 日本には、師、先生のことばをそのまま、実感もなく使い続ける人が多く、そういう流派も多く、何かとめんどうです。横隔膜の位置は、実感としては、支えとはいえないくらい、胸の高いところにあります。人体図や模型ですぐわかります。

 呼吸の出る背中(腰)の方でなく、声のひびく、胸の真ん中あたりに、横隔膜は達しているのです。

 ですから、このあたりは呼吸保持という問題です。これについては、緩んでいること、柔軟であることをトレーニングの方向として求めています。