誰も答えを知りません。答えはまだありません。あなたの求める100パーセントの答えは、どんなトレーナーも持っていません。良心的であると「答えません」「教えません」「教えられません」となるはずです。
それによってできるとかできないとか、99パーセントのことでも1パーセントは、あなたは当てはまらない人かもしれない、どこかで思っていなくてはならないからです。10人中8人ができることを、あなたはできないかもしれない。10人中1人もできないことを、あなたはできるかもしれない。そこに本当の価値があるのです。一段上ではそこにしか価値がないからです。
私は自分や自分のまわりや体験だけを基準にものをみないようにしています。だから、答えられないのです。これは、あなたの最大限での可能性、期待です。迷ってばかりいるなら、それは、可能性ゼロへ転じてしまいます。やり抜いた人は、他人が迷ったり考えている間もコツコツやっているからです。無駄、無謀、遠回りと思う人もいることさえ構わず、執拗にやっているでしょう。
トレーナーが効率よくしてあげようと親切心を出して、満足させて、結果、才能をつぶしてしまうこともあります。自分の手の中でしか活動できないようにしてしかねないのです。
自分を超えさせるために自分の教えにこだわってはなりません。
最初の3年間くらいは、あまりにわからないからレッスンやカリキュラムがあると思えばよいのです。