本当に学ぶというのは、自分の理解をはるかに超えるところに学ぶということです。すぐれていく人は、海外の一流のアーティストのステージや作品にストレートに学んでいます。ヴォイトレなら「どうしてあのような声が出るのか、まったく理解できない」「実感できない」から、「実感できてきたが、できない」が「できないのができるようになるのがイメージできる」。やがて、「これだけ足らないとみえてきた」となっていくものです。☆
この分野は、アーティストでも、一般の人にわかるようにレッスンするとなった途端、適任者でなくなります。ストレートから濃縮還元になるようにです。
カラオケ教室や本やDVDなども同じです。何でもないよりもあった方がよいのですが、それで人が育つことはありません。あればまし、という点では教育のノウハウです。それを100パーセントこなしたところで、必要の1割に達しないと思ってください。