私の述べていることを素直に読めるのは、もう60代以上のトレーナーやポップス以外の声の仕事に携わっている人ではないかと思います。
歌手は、お笑い芸人よりも声が使えなくなってきています。才能は客のいるところ、稼げるところに集まります。歌という分野だけの声として、みてこなかった私からみると自明のことです。歌のヴォイストレーナーは、ヴォーカルアドバイザーであって声そのものを扱い切れていないのです。それは、ヴォーカルアドバイスと定義すればよいのです。邦楽や他の分野に対応できるトレーナーはいないからです。姿勢や発声法で教えることは同じでしょうが、根本的にトレーニングで声を変えられるかということです。でも、その必要性がない方が多いのですから、これも愚問かもしれません。