共鳴は、母音歌唱、ヴォーカリーズとして練習、音大では、「イタリア歌曲集」などの前に、「コンコーネ50番」を使います。(25番、40番、15番など)50番は50曲あり、それを母音や音名階名で歌うのです。ヴォイトレとしてソルフェージュのように使うのです。
歌は音楽として歌詞がなくてもよいというので、ヴォーカリーズは、声楽の発声技法の練習から作品にもなりました。歌詞のない器楽曲をハミングや母音で歌うとそうなるのです。日本でも、口唱歌、口三味線として楽器の演奏家は、歌って覚えていたわけです。雅楽もです。その他の発声練習曲集では、「パノフカ」、「トスティ」、「ヴァッカイ」(歌詞のあるものもある)などがあります。ピアノのバイエルのようなものです。