「1、2、3と覚えなさい」が、1、2、3とカウントしないと動けない、早く動くには早く言わないとできない、そんなのおかしいでしょう。別に、2、3、とか3からでも、1、2、3、がなくてももっとよければよいでしょう。それを可能にするのは、勘や衝動です。
この、囚われをとることがレッスンの主な目的になることもあります。しかし、それはそれでそこに囚われているわけです。問題に関わるのは大切ですが、そこにその問題以外のことが見えなくなることは、より大きな問題です。もしかしたら、本人が悩んでいること、その問題自体がいらない、不要かもしれない、ということがたくさんあります。
「電車が止まったから行きません」「じゃあ、車で来なさい」そんなやり方でどうするのでしょう。