夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

基礎を抜かす

研究所で、トレーナーと分担するようになると、トレーナーは応用をして、私をフォローしてくれています。トレーナーにも、ポップス、役者、外国人は、応用を望みます。実践的であることがすべてのノウハウのように考える人が多くなりました。というのも、本人が、それである程度できてきたし、多くの人は、トレーナーにそれを求めてくるからです。

 研究所のトレーナーは、声楽家が中心です。それは、2→3のためですが、今では、1も必要となりました。声楽以外のトレーナーには、2の必要性を学ばせますが、かなり難しいときもあります。なぜなら、いらっしゃる人が、1→2→3での1を、欲しているからです。つまり、2→3のための1と言っても、1=3としか捉えられないことが多いからです。

このように表面的に、今日できることで、すぐ直せることもありますが、これをきちんとするには、本当は基礎が必要なのです。簡単には身につくわけではありません。そこを聞いてわかったつもりで、そこをやらずに1ばかりやる人が多いのです。すると、早く少しよくなっても、後は伸びないのです。

私は、基礎にその必要性がわかるのに3年、基礎が身につくのにさらに3年かかってもよいと思っています。