夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

「はじめに声ありき」

「はじめにことばありき」と言いますが、ことばは、声にのっているのですから「はじめに声ありき」ともいえます。

動物は、鳴き声を出しますが、それは、音声ではありません。

人のことばは意味をもっているので、音声といいます。

しかし、声から始まった、そのときは、ことばといっても、明確な言語でなく人類の喃語期の言語であったようではないでしょうか。

鼻声

寝ているときや、起きたときは、鼻声になります。これは、筋肉を休めて「緊張を解くからです。口から出す音まで鼻を使ってしまうからです。

そこで、ハミングやm、nに近くなるのです。鼻声、鼻母音化してしまうのです。

甘えたり媚びたりするとき、これをうまく使っている人もいますね。

声でばれる

第一印象は大きく視覚に左右されるものです。もし、それで全てがわかるのなら人生もつまらないものでしょう。

自分を隠したり化かすのに、人はファッショナブルにしたり、ユニフォーム、制服を着たり、化粧をしたりするのです。

その反面、声というのは隠しにくいものです。

外見のルックスに対して、表情、態度はパフォーマンス、アティチュードです。

こういうものは比べられません。

ことばや表情に心は出ますが、ごまかすことができます。しかし、声にはけっこう、素のまま出てしまうのです。

表情筋は、訓練しているのに、口内の舌や口腔などは、発話、発音することくらいしか学んでいないからです。

声の伝える力

声は、匂いと同じく形がありません。しかし、他の人に何かを伝えるのに使えます。いえ、とても有効です。

触らないとわからない触感、嗅がないとわからない嗅覚、口に入れないとわからない味覚とは異なり、声は遠くまで伝えられます。

視覚は、強力な感覚ですが、声は目にみえないものも伝えられるのです。みえないときも、です。そして、形よりも性質を表すのです。それは本質に近いともいえましょう。

視覚は絵に対して、聴覚は、ことばの意味、内容に加え、声=本質といえましょう。

続けるには☆

準備と環境を整え、妨げるものを取り除くことです。

時間を決める

変化させる    

無理をしない

他の人と行う

記録する

報酬、ご褒美を与える

信じる

この7つの要素を整えましょう。

トレーニングの特質☆

レーニングの特質について、あげておきます。

やめると元に戻ります(可逆性)。反復によってのみ効果があります。

やや強く(過負荷)

少しずつ(漸進性)

部分的に(特異性)

目的をもち(意識性)

人に合わす(個別性)

時期(適時性)

この6つの要素を合わせもつのです。

サルコペニア

サルコペニアとは、ギリシャ語のsarco(筋肉)penia(喪失)から、筋機能低下症候群、筋量減弱症候群と訳されます。次の症状をチェックしてください。

・ふくらはぎを両手でつかめない。

・開眼で片脚立ち8秒未満しかできない。

・立ち座り5回に10秒以上かかる。

そうであれば、サルコペニアの疑いがあります。

筋力の低下

筋量は、20~50歳で10%減少、50~80歳で30~50%減少します。

筋力も運動しないと30歳頃から毎年、0.5~1%低下します。

握力:50歳90% 60歳80% 70歳70%

背筋力:50歳85% 60歳65% 70歳55%(女性45%)

ベッドレストといって、約3週間、ベッドから降りないと下半身の筋量は2~10%減、筋力は20%減じるそうです。