1年間入院していた人が、退院した翌日にマッサージでほぐしてもらっても、マラソンには出られません。私は1週間入院したことがありますが、その後1ヶ月、あまり体を動かせませんでした。そこで、3年の計画を立てました。1年目は、息と体、2年目は、発声と共鳴(半オクターブ)、3年目は、1オクターブ半(2年目にコンコーネ50を50番までやりました。最初は10曲でも調子が悪かったのが、2年かけて50曲できるように戻しました)、私がトレーナーゆえ、よくわかっていることであり、年の功です。
いつも触れていることは、目的のための具体化したスケジュールと必要性の向上です。これが日々の計画と欲であり、表現と基礎ということにあたります。
3年後のマラソン完走にはさかのぼってプランニングします。そして最初の1ヶ月目、1日1万歩、ジョギング、柔軟や体作りから、というようなことです。そこで医者に行くとか、整体師のところでほぐすのは、チェックとしてよいことです。
問われるは毎日、どれだけ練習をやったかということ、それと目的との距離、ギャップや方向づけ、それを埋めるプログラム、日々のトレーニングの計画をきちんとさせているか、ということです。