「高い声を出したい」、それが「出せた」としましょう。それでOKでなく「何が変わるのか」をスタートラインにすることです。
「オーディションに受かりたい」というなら、「受かったらどうなるのか」です。多くの人は、このスタートラインを目標にしたり、あるいはスタートラインにもならないことを目標にします。
それでも何ら目標を持たないよりはよいのです。目標は変更できるからです。「よい声にしたい」「ファルセットを究めたい」でもよいでしょう。それらは一時的な目標で、きちんとした目標を持つためのスタートラインです。
よく似た例を出すと「英語をしゃべれるようになりたい」人と「外交官として活躍したい」人では、また、「英語でビジネスをしたい」人と「英単語をできるだけ覚えたい」人では、このスタートラインが異なると思うのです。
スタートラインから、ゴールを定めるのはなかなか難しいのです。だからこそ、レッスンを通じて、そのようなことを実践していくのです。そこで学びながら設定していくのでよいのです。
ですから「学べるところ」へ、いえ、「学べる何かが与えられるところ」、「自分にとって何か大切なものがひらめくところ」へ通い続けることが大切です。