選んだフレーズを声のチェックのベストレベルで変えていきます。
拙書「読むだけ…」では、「つめたい(レミファミ)」を例に「メロディ処理」を説明しています。たとえば、
1.声の高さ、2.大きさ、3.長さはテンポに変えてみます。まずは1フレーズでよいです。これは4小節くらいですが、ケースによっては1つのワード(1~2小節)や1息(4~8小節)でもよいと思います。ただ半オクターブ以内、難しければ3音(3度以内)応用したければ1オクターブにしてよいでしょう。メロディをアレンジすればよいのです。
4、音色、これが判断の中心です。
5、発音<母音や子音のもっとも出しやすい発音やその組み合わせにかえます。ハミングでもよいです。
こうして歌詞、メロディ、リズム(テンポ)を声に合わせてもっとも完全なフレーズをつくります。そこから知ることで基準をつくるのです。
歌唱と発声と分離がわからないから多くの人は迷います。ヴォイトレをしっかりと理解したり習得したりできず、充分に使えていないのです(ここではトレーナーのことは考えずに述べています)。