ことばは、ときおり、大いに邪魔になることがあります。心身を捉える、特に自分の身体で対話すべきレッスンを、話、おしゃべりで邪魔されてしまうときが少なくないのです。ただでさえ、そこを気づかないできた人は、ことばでわかろうとします。疑い、不安、迷いからの質問は、本来、タブーです。考えてもよいことがないのです。
抵抗感、照れくささで、レッスンに入りきれないままに進めないようにしましょう。
ゆったりしたところでないと、深い呼吸などはできないです。効率を考え、早く身につけたいという頭が邪魔をします。
一つのレッスンで十のことを覚えなくともよいのです。たった一つの違いが感じられたら充分です。十のレッスンで一つ気づいてちょうどよいくらいなのです。食べることと同じ、ゆっくりと噛んで味わうべきでしょう。