夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

第三者としての客観視

トレーナーが何らかのコメントを伝えるとき、そこでは、生徒しか対象として捉えられていません。当たり前のことですが、マンツーマンのレッスンでは一対一だからです。スタジオのなかという状況のなかでは、トレーナーも生徒と同じ劇中の一人としてみると、登場人物になります。

 それを医者の公開オペみたいに、第三者がみて、トレーナーと生徒の間に起きていることとして捉えることで、初めて客観視できます。

 それをここでは行ってきました。私や他のトレーナー、カウンセラーが、第三者として評価、分析しています。これまでどこにもそういう体制はなかったのです。

 それは第一に、トレーナーが嫌がりかねないからです。生徒も好まないかもしれません。収録するとなると、授業参観や公開講座のように見栄えのよい形になりがちです。それについては、ワークショップの限界として述べたことがあります。ですから、見学というのは、よい方法でないのです。すぐれたトレーナーなら、他のレッスンをみなくても充分に洞察できるのです。この“みえる化”こそが、データのストックです。蓄積して研究所の大きな財産になっています。