ときに天性の歌唱力をもつ子がいます。世界と比べて日本では一流のヴォーカリストは少ないのですが、そこで育つプロセスの違いを述べてみます。
10代では、子どもの器ですから、体―呼吸―発声-共鳴のバランスが一本通っていると、リズム、メロディ、ことばが正されているだけで歌になります。そこから器が大きくなるままにバランスがとれたまま、20代になると理想的です。
1. 体―呼吸―発声―共鳴 歌
2. 体―呼吸―発声―ことば(発音) 表現(感情)
これを略してA(体―呼吸―発声、声の基礎)としますと、それは声の芯、声のポジションを深めていくことを必要とします。