夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

声づくり☆

海外、といっても、ポップスのヴォーカルトレーニングでは、アメリカが中心となりますが、歌のみせ方の技術に直結した発声練習が多くあります。英語と密接に結びついているので日本人には高度、というより発音に気をとられ、口先となりがちです。あるいは、結果として、声と結びつかない、体、呼吸だけのコントロールや柔軟で声を捉えていないままの脱力に終わることも多いです。☆

そういうトレーナーのトレーニングでヴォリュームやパワーが増した人はいません。まして、その教えてくれた人に学んだ人は、さらに表面的なノウハウ、メニュの形を受けて口先の声になります。そこは、基礎の声、体の声の不足ですから、そのままではいつまでも解消しません。

体からの声づくりは時間がかかります。何よりも、そのプロセスでバランスが意図的に失われるため、バランスを絶対として脱力のヴォイトレを信じる人の気に入らないことになるのです。海外でトレーナーについても、多くの人は、数回か、1、2か月くらい受ける人が大半ですから、やむをえない事情でもあります。

清く、正しく、美しく、の歌唱を好むのは、日本人らしくてよいのですが、表現としてパワー、インパクトはいるのです。これは、何であれ、声を大きく強く太く出せたらよいと力づくでやって、実感するのは違います。力が働くのを、プロセスと結果で混同してはなりません。力を働かせるために力を抜くのです。