新生児の泣き声は、小さな体で大きく響くので発声の理想として取り上げられることがよくあります、しかし、声は喉声、その姿勢は必ずしもよいとはいえないものです。顎だし肩すくめのポーズですしね。もちろん、声域は狭く、発音も歌も不可能です。
しかし、泣くことで、呼吸筋(横隔膜、腹横筋)脊柱周りの筋肉が鍛えられていきます。つまり、完成形でなく、プロセスとしての参考例となるのです。
赤ちゃんの発達をみてみましょう。
1.首がすわる(3ヶ月)
2.寝返りをする(4~5ヶ月)
3.四つん這い(上半身)で体重を支える
4.ハイハイをする
5.つかまり立ちをする
6.立つ
7.つかまり歩きをする
8.歩く
これらを再体験してみましょう。
首がすわるときに、あごを出さないようにしましょう。
寝返り、四つん這い、うつ伏せからハイハイへ、脊柱でバランスを意識します。
おすわりでは、軸と抗重力を感じます。
ずり這い(お尻歩き)
つかまり立ち
それぞれのプロセスを経て、発声、呼吸ほか、人の基本的な動作で起きていることを知りましょう。