トレーナーの指示に従って行っているうちは、なかなか主体的になりにくいものです。
強い口調で強いられたら、その通りに行っていても、どこかで反発したり偏ったりしてしまうのが人間です。人には、自他の区分があるからです。
一方、自らが感じたり思うままに行うと、しぜんな状態でやりやすくなります。そこは原点です。しかし、反面、そこに居着いてしまいがちです。すると、いつまでも同じ状態から抜けられず、上達へアプローチできないことにもなります。
自己流となると、それは、周りの人にも認められないし、しぜんな状態にも反するということで可能性を閉ざしてしまうのです。
他人の指示に応じつつ、自ら主体的にこなしていきたいものです。他人の指示を共同作業として、いや、むしろ自分の望む方向へ一致させていくのです。
主体と客体が一致するのが理想といえます。