夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

トレーナーに必要な経験

トレーナーの経験としては、次のことが必要に思います。 1.プロを育てたり身近かで長く見てきた経験 できたら、外国人プロ、外国人トレーナーを使った経験 2.本人の俳優、声優、歌手などの実際の体験 アーティスト活動、世の中での仕事の経験 教えるという…

トレーナーのPRにとらわれるな

知り合ってすぐに、その人の名をPRに使用したり、あるいは○○を育てたなどという人がいいます。そこに大して、声のよい人の名が出ていないのは、残念なことです。人を育てるというのは、10年がかりのものではないでしょうか。 実際、その人と会ったときに聞く…

悪循環ということ

あなたがもし声や歌がすぐれているなら、すぐれようとしているなら、それこそ、その道でがんばって欲しいと思うのです。 日本のプロのレベルは、海外に対して充分でないのに、その先に目を開いている人がいないのは残念なことです。 ヴォイストレーニングな…

アマチュアのためのヴォイストレーニング

プロをめざす人は、プロのなかで認められなければプロとしてはやっていけません。アマチュアとして活動するのは好ましいとしても、レベルとしては目的となりません。誰でもすでにアマチュアではあるからです。質よりも長く続けるというのを優先する人がいま…

アーティストのためのヴォイストレーニング

アーティストとは、制作者で、自分にしかない作品をもつ人です。プロとしては、売りものをもつ人、CDでもライブでもよいでしょう。その元となるのが、歌、そして声です。 ヴォイストレーニングは、アーティストにとって、声を扱う楽器としての基礎勉強であり…

トレーナーとトレーニングの効果

よく、トレーナーを変えやり方を変えたら、成果があがったという人がいます。これもどこまでがそうなのか、本当のところは本人には正しくわかりません。ほとんどが思い込みなので、そのように言う人は注意しましょう。 また、下積み期間を、自分に効果がなか…

トレーナーの経験からの判断ミス

20代後半以降にトレーニングした人のやり方は、必ずしも10代や20代前半の人にあてはまりません。若い人は、トレーナーにではなく、それ以下の世代に歌うのです。年配の人の思いもしないことができるのが、彼らにとっての最高の歌だと思います。

曲を歌うだけのレッスン

日本のポップスのヴォーカルは、曲を正しく歌うことを教えられているだけです。ですから、ピアノの伴奏のうまい人か作曲家で充分です。 歌謡曲の時代、ヴォイストレーナーは、ピアノで音をとってあげるのが大きな役割だったように思えます。すでに選ばれた個…

身になるトレーニングをすること

私自身の経験と指導経験でつくりあげてきたのが、ブレスヴォイストレーニングです。教えながらも、日々いろいろと変化して、いつも最新の形にしています。方法だけでは限界があるので、レッスンの体制までつくり、トレーニングで問えるところまで用意しまし…

努力のプロセスを明らかにすること

ヴォーカリストに関しては、努力をしているのに方向違いであったり、どれだけのことをしなくてはいけないのかがまったくわからないまま、日々不安に過ごしているのが現状のようです。自信と確信のないところでは、上達することは難しいものです。 信じること…

トレーニングとプロへの道

努力をしなくてはいけないのは、一流になろうが三流に終わろうが同じです。まったくトレーニングをしないで人並み以上になろうなどというのは言外です。ところが、「トレーニングをすれば、プロになれますか。」と言って来る人もいます。ヴォイストレーニン…

トレーナーの思い込みと喉ロス

トレーナーが手っ取り早くまねて、歌って、それをそっくり真似させて習得するのは、形をつけるのに早い方法です。いわば、口移しのようなものです。ただし、皆、トレーナーと同じような発声、歌い方になります。 若いトレーナーには、人を育てたり、5年、10…

トレーニングでのコントロール

長期的にみなくてはいけないものを早くあるレベルにまで高めるということには、無理が伴わない方がおかしいのです。たとえば、トレーニングを行なうと腹筋やブレスは半年でも相当強くなります。そうでなくては、プロの体にはなっていかないから、そうせざる…

複数のトレーナーについた経験について

わかりやすさ、求められるレベル、やり方、優先順位、判断の違いなど、トレーナーの比較から得られるものは大きいでしょう。いろいろと学べます。 しかし、受け手に柔軟性がないと、「どちらの先生が正しいの」「どのやり方がよいの」「いったい、どれが正し…

グループレッスンのよさ

グループで教わると、そのなかでの違いやオリジナリティに敏感になります。声楽では、本当の個性差を見い出せるのは、かなり高いレベルになってからです。共通のベースを学ぶのが先だからよいことです。 そこでいろんな進歩の仕方があるとともに、生徒のレベ…

教えられた経験について

トレーナー本人の教えられた経験の有無について述べます。役者やヴォーカリストには、器用で、すぐに現場でプロとなれた人がいます。こういう人は、同じタイプで、仕事にすぐに選ばれた人にアドバイスするにはよいでしょう。しかし、一般の人や初心者を教え…

孤立、孤独のすすめ

才能の世界の下では、どこでもできない人のねたみ、そねみ、そしりでネットワークされています。そういう人との関わりを絶つのは、難しいものです。表現できないために表出やコミュニケーションが生きがいになってくるからです。 創造には、膨大な労力がかか…

プロの育つ場にする

私がここまでやれてきたのは、若い頃からプロの人に重宝されてきたからです。 ですから、一般の人にもプロをそのように使えるところまで、なりなさいと、こちらのレベルは下げず、食いついていく課題を与えるようにしました。 次に、それを使えなければ、使…

才能の発掘

私は、常にその人の才能として見い出せるものを求めてきました。自分の力をつけるために、来ているのですから、他人に頼らず、自分の力を出し切って、まわりに認めさせていくことを覚えなくてはいけません。 お金を払って、お客さんとして対してもらえるスク…

現実を知る

根本的なものが何も変わらず、今の自分の線上でやっていけば、将来がオンしていくと思うことの甘さが、まったくわからなくなりつつあるようです。それがわかる才能があれば、20歳までに日本でなら、プロとなっているでしょう。昔なら、先生といわれる人は、…

日本のトレーナーの限界

レクチャーでは多くのプロ志願者と接してきました。すると、あたかもどこかで親切なトレーナーをみつけて、ゆっくりと自分の才能のなさに気づかぬように夢をあきらめさせてもらうプロセスをとっていくかのように思わざるをないことが少なくありません。 大切…

最大に活かす

なぜ多くの人は、自分の器でしかみられないことを知って、視野を拡げようとしないのでしょう。 レッスン代は、消費でありません。投資です。自分への付加価値づけのためです。 レッスンは、トレーナーの時給いくらだからという価値ではないのです。相手の時…

場づくり

私は、自分の他のあらゆる力を総動員して、得たものもすべて声に(=研究所に)つぎ込んできました。結果、お金に替えられないほど、自分の勉強にも経験にもなりました。会報には、生徒の原稿まで打ち込んで載せて、自分といらしている人の勉強に供してきま…

群れることで自己肯定しないように

素質ある人でさえ、才能が発揮されぬまま、本人はやれるつもり、やれているつもり、やっているつもりになってしまうのです。本質がみえなくなっていくなら、何のための勉強でしょうか。 これは、逆手にとれば、学校やサークル運営の秘訣なのでしょう。どこで…

批判より実践

誰でも入れるところにいることは、何ら、先を約束しません。しかし、どこかにいるのは、とてもよいことです。あとは、そのことへの自覚の問題です。それがわからなくなる場は、よくありません。ただいるだけで安心するところでは、大して得られません。学ぶ…

期待と自立

人に期待するということは、第一に自分にその見返りが欲しいということです。自分にも同じだけ期待して欲しいということになります。それには自分の力をつけなくてはいけません。そしたらまわりが世に出してくれます。 日本では、力がないままで、媚びてくる…

スクールと養成所、研究所との違い

私の研究所でのレッスンとトレーニングは、舞台で一流でやるために、声とそれに関わる全てのことを鍛え磨いていくことを目的としています。アーティストとか人として評価されることは、別のことです。 それにはよい作品を残していくことです。そこに永遠の命…

声が出なくなる歌手

日本の場合は、お客の感覚の方が最大に優先されているかのようです。歌手は年齢と共に声を使わなくなってきます。20代くらいでハードに歌ってきた人でも、30、40代で声が出なくなる、それは使わないからです。ステージの要求としてそうでないもので感動させ…

客に合わせることで失うもの

歌というのは、それだけで完結された作品です。レベルが高ければ、それに対してお客さんは感動するし、評価します。エンターテイナーとしての実力は、かつては音声での表現力を中心としました。音声で完結されたものは、一方的に発信されてから後に価値を生…

ワークショップの効用と限界

心身の解放だけで本舞台に通用するはずはないのです。わずかな時間で、参加した人の満足度で問われるから、そこでのサービス、効果体験の実感させなくてはなりません。それが、トレーナーの評価となります。 体も気持ちも解放されている方がよいのは、確かで…