16.一般/会話/話し方/スピーチ/ビジネスなど
声で説得する、声で本音を見抜くなど、 声の勉強をすると、コミュニケーションにおいて、大きなアドバンテージとなります。 人は、声で値踏みされてしまうものです。 声のマイナス面は、明らかにハンディキャップになるのです。 不安で頼りない声の人には、…
自分の声の問題を整理してみましょう。 喉の痛み、声枯れ、高音域が出ない 声量小さい、聞き返される、通らない、細い 声がこもる、幼い、不明瞭な発音、 など、何でもあげてみましょう。
自分の声を聞いて、逃げ出したくなるのは、マイナスの現実を前にしたときの自己愛です。 ある実験では、声を褒められた人は、自分の声の録音を聞くことを嫌わなくなるといいます。 「ハロー効果」と「栄光欲」ということです。 今は、モニタリング社会です。…
声は、自信、意欲、本気、気構え、誠意、信頼、情熱、心、気持ちを伝えます。 自分の声は自己流の発声、くせの塊です。 自ら習得していないし、習得するものとも思っていないからです。 そのため、素顔のまま、いや、髪ボサボサ、ひげボウボウで人前に出して…
ときどき、学生さんの就活や面接でのヴォイトレを引き受けることがあります。 ビジネスや公式の場では、よそいきのことばと声を使うので二重に難しくなるのです。 外国語で話すようなものですから、そんなに簡単なことではありません。 しかし、初舞台と同じ…
声を出すのによい状態で、しかも、もっとも適切な声が出たら、ことばはよりよく働きかけます。すると、しぜんと人との関係もよくなるものです。 それを目的とするヴォイトレもあります。また、ヴォイトレの副次効果として、人間関係が改善されることもありま…
すぐれた演者は、「演じている自分をみるもう一人の自分がいる」といいます。それを本人が、どのくらいまで求めているのかで、出来は違ってきます。 同じことでも先輩に聞くのと上司に聞くのと社長に聞くのでは、用意も違ってくるでしょう。できるだけ、上位…
相手が異なると、話し方も文章も変わるものです。 何でも書けばよいのではないことは、話で考えてみればわかります。 表現には、必ず想定する相手が必要なのです。 どうでもよいことを書くくらいなら、話している方がよいと思うのです。書いたものは手元に残…
人に何かを頼むのなら、なぜ頼むのかを説明することです。 それが自分の勝手な事情だけでは、相手は応じる気にならないでしょう。 少なくとも、応じる気にさせるくらいの理由か熱意が伝わる必要があるでしょう。 お金で買うのなら、代価分しか入手できません…
受験秀才は、もっと学べるかもしれない相手を見切ってしまうのです。 相手の言うことの処理だけをして、心を動かさないようになります。 人と関わるのに、ペーパーの上で片付けるのなら、それは、お互いに不毛です。 本当に言いたいことの話にならないからで…
学習能力を対応力にするのも、対応力での作業を仕事にするのも、あなた次第です。 相手をきちんと思いを伝えようとして捉えていきましょう。相手が誰であれ、学んでいけるようにしていくのです。背伸びしては、わかってもらうように尽力することです。 そう…
「声が出るのは元気の素、でかい声でしゃべりましょう」(銚子寿司の会長)
話は、いざ話してみると変わります。必ずしも、自分の話したいことではなく、まして、相手の聞きたいことでもなく、相手が聞きたいと思ってしまったことを話すものです。 気づかなくても空気を読み、忖度するわけです。 そして、それなりにオチもつけるもの…
本当に言いたかったことを、ことばで言い表せることが、どれほどあるものでしょうか。 本当はそうでなかったかもしれないけど、そういう感じがして満足したことを話すと、聞く方も、本当はそうでなかったかもしれない話に引き摺りこまれます。 それで、話が…
シンプルにクリアにしていくことは、説得力をもちます。政治家の人気を高めるのに、ワンフレーズというのが切り札として広まりました。心地よいことばのひびきや、声に表れる意思の強さは、実体を伴わないことを隠してしまいます。 ソーラン祭りが全国に広が…
言い切れるのは、わがままに主張する幼い子供か、大人たちに切れたときの若者です。 表情と声としぐさは、幼児、小学生、中学生、高校生、大学生と、大きく変わっていきます。 幼いときほど、体が小さいだけでなく、表情や動作が似ています。同じ顔の同じ動…
相手によっても一人ひとり、違う対応をとるようになります。誰が相手かによってTPOをふまえて対応を変えるようになります。そのように演じ分けることに、心身がスムーズに対応できてこそ、大人として認められるのです。 しかし、ことばで言っていることだけ…
次のようなことばを使っていきます。 挑戦する、自分から動く、失敗してよい、間違えてもよい 時間をかける、マイペースでよい、準備に待たせてもよい やり方は自由、人の目を気にしない 独自の方法でも、これまでのやり方でよい 自分で選ぶ、自分で考える、…
察するという風習は、日本人の特色の一つですが、私たちだけでなく、どこの国の人も察して行動しているのです。これは配慮の深さで、KYや忖度と直結します。 ただ、日本の場合、言われないのをゼロとして、言挙げするとマイナスになります。言われないで察す…
コミュニケーションでの気配り、配慮は、なかなか難しいものです。同じことでも誰がいつ言うか行うかで、よし悪しも変わります。そこでの人間関係とそれまでの人間関係と、相手と自分、周りの人すべてが関わって、決まるものだからです。 いじることで楽しま…
話のうまい下手に関わるDNAとして、言語障害を起こすものがあることがわかっています。(FOXP2 )。 遺伝子も変えられるのです。和食でオメガ3(α-リノレン酸、EPA、DHA)を摂りましょう。 遺伝子のOFFをONにする エピジェネティクスを邪魔するのは、さびとウィ…
慣れない外国語や共通語より、使い慣れていることばを使うことです。方言でもかまいません。わかりやすく明確に意思が伝わること、印象に残ることが大切です。それは自ら慣れ親しんだスタイルからでよいのです。 それが有用であれば、さらによいでしょう。あ…
言葉を超えてメッセージとして伝わる分が、8割くらいあります。それらを総合して、話術となるのです。姿勢、表情、眼差し、身振り、しぐさ、声、間などに、その人の信念、志、使命感、人柄などが伝わるのです。 スピーチは演じるものです。自分から1つの人格…
よく、初心者に、「声は出さないとだめだが、話をしすぎてもいけない」「ことばでなくハミングや共鳴の発声練習をしなさい」と言うのは、話が声をロスするからです。 普通の人が話で声を鍛えること、コントロールすることはかなり難しいのです。しかも、相手…
今の時代、日本で、観客の想像にゆだねるアングラ劇や不条理劇は成立しにくいです。楽で安心して見られるミュージカル仕立てが流行するのです。歌もインパクトがあり、声がよく歌がすごいのよりは、身近に感じられるステージがよいのです。叫ばずにつぶやく…
日本語を使わない方が外国人だけでなく、日本人同士でもはっきり意思を伝えられます。日本語よりも強く声に出しても相手が傷つかないからです。日本語は相手を気遣ってハッキリと意思を伝えない言語、かつ音声の使われ方までも弱く、あいまいにして、それに…
欧米でのリーダー、スターは、ステージ上から自分が思うように客を動かせる人です。感動させること、未来、あるべき姿を伝える人です。歌手も役者も、牧師もゴスペルをみたら同じとわかります。ヴィジョンによって人心はまとまり、盛り上がり、行動します。…
体や心の弱化について、コミュニケーションの問題から取り上げます。一国の人々の声力(言語力―広い意味での)は、その国のトップの声でわかります。日本の首相は、世界で何位くらいでしょうか。伝達力としては間に合っても、敵を説得する力は乏しいようです…
私も多くの専門家と交わることで多くの分野の勉強、研究をすることになりました。声を扱う以上、「声のしくみ」(ヤマハミュージックメディア)で明らかにしたように、人間の活動領域全般に関らざるをえないからです。今も大学に行ったり、教育関係者とも、…
声の基礎づくりについてみていきましょう。 第一レベルは、心身の基礎。スポーツ選手に対するメンタルトレーナー、パーソナルトレーナー(フィジカル)、マッサージ、整体師、医者、栄養士などです。 第二レベルは、専門へ特化するためのそれぞれの基礎。た…