夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

18.トレーナーについて

トレーナーの偏向と流派

トレーナー自身がレッスンの環境ですから、自分とレッスンをやる相手が「トレーナー=自分の環境の中」にいることを意識しなくなります。だからこそ、トレーナー自身が人に学ぶことで、自分だけで勉強を完結=クローズしないことです。他人を教えたこともな…

教え方のパターン化

生徒が満足し、喜んでくれる。やがて、生徒のなかで何人かに(基準の甘いトレーナーなら全員に)効果らしいものが表れます。トレーナーは、教えたことが伝わったことを実感します。 多くの場合、それはトレーナーでなく、生徒が慣れてきたのです(でも、人がく…

トレーナーの根拠について 

「あらゆることを説明できる理論や方法はない」これは科学的に、理論的に取り組むときに必要な考え方です。わからないもことに対して、精神的なアプローチで物足りなさを感じる人は、たやすく“科学的”や“理論的”なことにとりつかれ、だまされてしまいます。…

ピンチに思想を学ぶ

ヴォイトレで調子を崩すと、トレーナーや方法やメニュのせいにする人もいます。なぜ、調子を崩したのかを分析し理解していく、その対処こそ、トレーナーとともに行うことです。絶好の機会です。その前でやめるのでなく、それを超えていくことが、力をつける…

トレーナーと個性

トレーナーのところにいくと、自分の歌や表現が変わるから心配だとか嫌だという人が少なくありません。それは直感的に正しく、それゆえ、勇なことです。トレーナーの悪影響があるくらいにしか自分に向きあっていないのなら、そのままでも同じです。「トレー…

モデルとグレーゾーン

あなたの声も歌も、あなたが否定しているとするなら、すぐれたモデルをイメージとしてインプットして、そこから正すことです。それが唯一の王道です。トレーナーがそれを左右する存在ではいけないのです。 何かを教えたり、アドバイスすることは、有益である…

自分と体での判断

トレーナーの言うことや理論に振り回されることは、本末転倒です。 情報量を中途半端に増やしていくことを学んだと思うこと、そのために決めつけたり、混乱したりするくらいなら、「情報をマックスにして判断不能にしてしまえばいい」と思います。それでこう…

次のステップへ

演奏や実践に秀でたトレーナー、初心者の指導に秀でたトレーナーなど、いろいろなタイプがいます。それが見えない時期は、自分をみようとして、一所懸命やるとよいです。 大切なのは、その自分を突き放して、次に進むステップを用意していくことです。その時…

勘と発想

次の3つの原則を頭に入れましょう。 1.誰もをその人が望むようにできるというトレーナーはいない(あなたにとって、トレーナーが仮にそうであったとしても、それ自体、客観性に乏しいことですが、他の誰もがそうはいかないということです)。 2.どのトレーナ…

学べないパターン

現実に学べている人は、学んだことを感謝して、トレーナーがどうであれ、次のステップへ歩みます。トレーナーがどうであれ、続ける中で次のトレーナー、プロデューサーと活動します。 現実に学べてない人は、学べなかったことを否定して(忘れるようにして)…

知識よりタイミング

一般的には情報も考え方も方法も、たくさんあるのが、よいと思います。しかし、整理できないと、いつも迷ってしまいます。自信がもてなくなりかねません。 最初にあらゆることをアドバイスしようとするトレーナーは、未熟でよくわかっていないのです。私は採…

あいまいを観る

声とヴォイストレーニングの分野は、あいまいです。トレーナーといっても、専門家という資格も基準もなく、出自もやってきたことも、方法も判断も、知識も理論も違います。声といっても広範な分野をカバーするので、それぞれに自称しているだけです。医者(…

歌手とトレーナー

トレーナーとしては、表現者として、あまりすぐれなかった人のほうが優秀なことが少なくありません。すぐれたフィジカルトレーナーには、アスリートとしての可能性をけがや病気のために、若くして断念した人が多いと思われるのに似ています。 特に歌手では、…

無知の知

トレーナーは、いろんな経験から、いろいろ学んでいますが、いくら学んでもわからないことはたくさんあるものです。わかっていることなどほとんどないのかもしれません。しかし、不安に思わせては、いらっしゃる人にあらぬ心配をさせ、効果もでにくくなるの…

早くより、しっかり

喉に限りませんが、体、筋肉を固めると、同じように動かしやすくなります。そのため、初心者やアマチュアではまじめな人ほど正確さを狙って固めがちになるのです。トレーナーにも、それにこだわるまじめな人が多いです。 それに対して、プロは最大限、無駄を…

まねの限界

何でもフリーに聞ける時代になりました。アーティストの音源を聞かないで、トレーナーを見て学ぶだけではよくありません。 学びやすくするためにトレーナーは、体や息を大きく使ってみせることがあります。 そうしたパーツとしてのトレーニングでは、全体像…

一流の見本とトレーナーの見本

ヴォイトレで目指すべき声のモデルのとり方について考えてみます。それを演奏能力にとるのか、楽器レベルにとるのかは、両極といえます。 養成所としての研究所の頃は、歌唱を1フレーズでチェック(コピー、デッサン、フィードバック)、自主トレとして、毎…

トレーナーの割り振り

どういうトレーナーを選ぶかは自己責任です。選んだ以上、選んだトレーナーをどう使うかが大切です。メニュもトレーナーにも当たりもはずれはあります。しかし、そこからみると大したことではありません。 私はセカンドオピニオンをやっています。ここに通う…

基準と材料☆

私は理論、メニュやQ&Aをたくさん公開しています。「考えるな」と言っても人は考えてしまうから、それならとことん考え尽して考えるのが切れるのを待てばよいのです。私が考えておくことで省けるでしょう。 トレーナーは、説明して、自信をつけたり、信用さ…

第一線へ

アーティストで、一人でうまくできるようになった人は、必ず私の述べていることを自ら実行しています。別にどこかのトレーナーのメニュを使わずに、第一線にいるのです。 ですから、トレーナーは相手を自分の才能の範囲で判断して、自分の下においてしまうこ…

英語とヴォイトレ

英語でなく英会話が苦手という人も、これに通じます。外国人とうまく話せない人は、外国語力だけでなく、外国に接していない、慣れていないことが大きいのです。メンタル面の自信のなさが、フィジカルに影響して、実力を発揮できないのです。 英会話学校の体…

トレーナーの条件話し方の先生を例に

「話」となるとどうでしょう。話し方教室と比べてみます。 1.リラックス、緊張緩和、あがり防止 2.スピーチやプレゼンテーション、音声コミュニケーションの技術(パフォーマンス) 3.話の構成、内容、意味(ここは、文章で起こしてもわかる部分) 声もせ…

トレーナーの条件に日本語教師を例に

日本語を外国人に教えられると思うのですが、相手の母語国語についての知識がないと効率が悪いもです。日本語教師は必ず、日本語だけでなく、相手の母語との音声での比較を学びます。 ヴォイストレーナーにおいても、自分がしゃべれる、話せる、歌えるだけで…

トレーナーの本当の力

ときに、とんでもない要求があります。「プロの歌手よりうまく歌ってください」、「プロの役者よりうまくせりふを読んでください」、「アナウンサーよりうまくニュースや早口ことばを読んでください」、などです。 世の中には、スーパーマンのように何でもで…

変わるために変える

これまで、いろんな人に会いました。欠点が目につく人ほど、それだけ欠点があってやれているのはたいしたものだ、その力の本質は何なのだろうとみてきました。 いろんなアーティストとつきあってみると、必ずしも、その地位相応に常識やマナーのある人ばかり…

トレーナー捜し

トレーナーを探すのは、自分の能力をつけていくためです。どんなトレーナーであれ、あなたがそのトレーナーを最大限に使い、最も大きな成果を求めていくことです。 すぐに合わないと決めてしまう人は、心の問題です。優れた人は、どのトレーナーにも合うので…

相性とスタート

まだ何者でもない人は、トレーナーなどを選ばなくてよいと思っています。本人が未熟な経験で選ぶより、私が選ぶほうが結果として適切なはずです。 でも、あえて自己責任で遠回りをしてみるのも悪くありません。自分にぴったりのトレーナーや歌にめぐり会うに…

トレーナーを選ぶセンス

人をみる眼を持つことは大切です。すべては人との関係で築かれていくからです。なかには腐れ縁というものもあります。人をよしあしやメリットデメリットでみることはよいこととはいえません。 しかし、自分の時間やお金を投資する、つまり、何かを得ようとい…

声から表現に

実演家が声を育てることについてのメリット、デメリットとその判断の違いについて述べます。 私のようにトレーナーであっても、作品の選択やアドバイスまで加わるようになると、あたかもプロデューサーに近い役割になって、ぶちあたる問題があるからです。 …

トレーナーの出身

かつてトレーナーは、皆、実演家でした。先輩として後輩を教えていたのです。そこには世代、つまり年代の差=年齢差があり、おのずと師-弟子の関係があったのです(師は、一家を成し、家元ともなりました)。 芝居で、演出家は俳優から、プロデューサーに、…