プレイヤーのレベルでいうなら、100回弾いても間違えないのがあたりまえの人と、2回弾くとミスタッチが出る人との差は大きいです。絶望的なくらいに、この差が大きいことがわかりますか。小学生でも10回弾いても間違えない子は何万人といるのです。
間違わなかったとしても、それは間違いをカバーしただけです。ストレートにいうと、ごまかしただけ、正しく見せかけただけです。習字での二度書きみたいなものです。
習いに来る人は、それが学ぶことだと思っている人がたくさんいます。プロは、そういうレベルの間違いを犯さないのです。そういう「違いの差」をつかまずに習っても、仕方ないとは言いませんが、頭打ちです。その違いに気づくと自ら学べるようになります。
そういう根本に気づくようになる環境を求めること、そういう人につくことの必要性がわかるのも才能です。そういう人についてもわからないのは才能がないということです。この場合の「プロ」は、プロのことでなく、高めにレベルをとらないと安易に解釈を図ってしまいがちなので、ハイレベルとして使っています。プロを目指していないから関係ないということにはなりません。