よく、ご自分のトレーナーが、忙しくなってとか、海外へ行ってとか、引退してとかで、次のトレーナーを求めてここにいらっしゃる人がいます。
歌手は、大体が一代限りです。芸能界に限らず、今の日本の社会は、二世、三世が全盛、そのなかで、珍しいことです。
しかし、トレーナーもまた一代であったのです。今、ここに小中学生で来ている人の行く末はみられないかもしれない、となれば、次代のトレーナーに任せていくべきなのでしょう。
自分でなくてもできることは、できる人に任せていくのが、何の分野でも大きな発展のためには大切です。
自分のようにやるように、自分にしかできない、自分が一番できる、自分が教えたい、他人に任せたくない、これらは皆、慢心や我欲かもしれません。生活のために、そうもいかないケースもあります。今はそういう状況が多いとも思いますが、それでも、相手の立場から考えてみることです。目の前の相手の今だけでなく、その将来や他のトレーナーのことも考えましょう。