ゲンをかついで儀式化するのは、よく行われます。一流の人ほど決まった型をもっています。でも条件も違うところで、それに囚われてはよくありません。同じように準備しても結果が違うことはあります。固定するとその分析がやりやすい、つまり、データとして変数を少なくするのです。
トレーナーには、いつも誰にでも同じメニュを同じ順で行う人がいます。相手に対して柔軟に変える方がよいというトレーナーもいます。後者が必ずしもすぐれないのは、継続して得たデータへの分析力の差だと思います。
生徒にとってやりやすいのがよいのか、やりにくいのがよいのか、そこは簡単には言えません。私は、どんなメニュであれ、どんなトレーナーであれ、使い方が違うのですから、こだわってはいません。目的とスタンスの問題です。それをいちいち説明しないと続かない人が多くなったのは、難しいですが…。