夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

守りの限界

マイナスからゼロに戻すのは、トレーニングでなくケアです。それが必要なケースも当然あります。いや、むしろ、今の日本では、本人がそれを望んでいるケースがほとんどです。ですから、ヴォイトレでもケアがメインになり本流になりつつあります。私がそれを勧めてこなかった理由をまとめておきます。

1. ケアはトレーニングではない。

ケアがトレーニングの前提となるケースはあります。前提と目的を取り違える人も多く、トレーナーにもその傾向が強くなっています。

2. 守りでなく攻め、次のことを考えなくては、衰える。

「バッテリー理論」で述べたように、いくら回復させようとしても、それだけでは総力は目減りしていくのです。

3.調整や回復しても、実力がつくことはない。

 早く楽に少しよくなるくらいのことは、トレーンングと私は考えていないのです。そこは、医者やメンタルコーチの担当で、トレーナーもその一部として引き受けるというくらいのものです。