夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

回復での限界

医者やトレーナーは失われたところを補充して戻そうとするのです。それは調整であり、トレーニングではありません。完全な調整ができなければマイナスになるのです。プロへのヴォイトレでさえ、今は、初心者のカラオケの点数を一日で上げるのと同じようなことしかしていないのです。長期でみるとほとんど効き目がありません。声そのものの問題にはアプローチしていないから当然です。

 理屈で納得してケアされ、褒められて自信をもつ、心身がリラックスした分、声が回復するという、これは、実のところ、プラシーボ効果です。

 医師は、プラスにすることについては仕事でありません。ヴォーカリストはあまりに基礎を学んでいないから、そのアドバイスが声に活きたら好調の状態に近づくのです。それで医師は治療の目的を遂げます。責任もそこまでです。医師の役割はケアであり回復であり、そこに限界があるのです。それを知る医師には、ここを紹介してくれる人もいます。自分が何でも解決できると思う専門家は二流なのです。トレーナーは、まだそのレベルにも至っていませんから、彼らについて批判もできません。むしろ、ここで述べた医師は、ヴォイストレーナーと置き換えて読んだ方がよいでしょう。