夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「絶対」はない健康

健康であれば、しぜんとバランスが保てるものです。 絶対に体によい成分も、絶対に悪い成分もありません。 万人に合う「絶対的な健康法」はないのです。 効果は、科学的には、簡単に断言などできないものです。 ましてや、声や歌やアートにおいてや、です。 …

メディアリテラシー☆

メディアで流れる情報も同じです。 それを信頼できるのかを判断する能力=メディアリテラシーをもつことが望まれます。 メディアの情報に踊らされないことです。 「何かおかしい」という感度を上げていくこと、常に学び考え続けること、何人かの専門家に学ぶ…

適用のミス

医学を学んだ医者でさえ、間違った根拠で間違った解釈をすることは少なくありません。 いつも人を治すためによかれと思って、情報を集め、広めている人もいます。 しかし、それが流布してブームになったり定説や常識となってしまうと、大体は、よくないこと…

理性とは、正しさではない

理性が欲に勝つのではありません。感情で決めたことに理性は正当化を後付けでしているのです。 どんなものにもよし悪し、よい面、悪い面があり、それは人によってもタイミングでも違います。

脳がつくる☆

たとえば、頭の中で早口ことばを10倍速で言えません。 これは、身体でしかわからないことです。 マゼンタの色は物理界にはなく、脳のみる色(赤と紫の波長)であるなどというのも、脳が生み出すものです。

事実と記憶

ある事実があったとしても、その人間の記憶の正しさは疑わしいものです。 そういうものだとの思い込みで生きた年月での、事実とは異なっている記憶は、事実よりも、私たち自身に大きな影響を与えているからです。 同じ事件でも、そこにいた人たちの記憶は、…

純粋思考

考えるといっても、真面目に考えたら、何でもわかるわけではありません。 どんなことも、いろんな立場、見方があります。当事者であれば尚のこと、第三者として相手の言い分を聞き、客観的に情報を集めたら、必ず、総合的に正しく判断できるなどということで…

納得するために

本当は、真に納得したいなら、正しいことを知るのではなくて、考えなくてはいけないのです。誰かの考えたことを正しいかどうかで選別して、正しいものを集めるのではなく、自ら考えることです。 私は、その考えることを伝えたくて述べています。こういうもの…

正しいことの誤り

「自分の言っていることが正しい」ということは、他のことを否定していることにもなるのです。だから、その主張を優先すると、偏ってしまうだけでなく、そのことに気づかないことになるのです。 正しいことと思えると、その正しいことを人に言うわけです。な…

場で考える前に

顔をみて相槌を打ち反応するのが、人としてのマナーでしょうか。 気を遣って、相手の反応を気にしていると、反応しやすい話ばかりをするようになってしまいます。 聞くことでどこまで理解できているのかはわかりませんが、声が聞こえる距離にいる、同じ時間…

止める

理解し共感しているようでも、大半は、自分勝手に解釈して思い込んでしまっているものです。理解しようとしても、そのようにできなくて拒絶やスルーしかねないときは、受け止めてみるところまでで止めておくとよいと思います。

他の人と自由に語る

まずは、他の人の話を受け入れてみることからです。 そのときに、よし悪しを判断して反応しないこと、肯定や否定しようとせずに受容してみることでしょう。そうであってこそ、自由に語りあうことが成り立ちます。 語るために聞くのでは、相手を受け入れてい…

考えることで自由を得る

選ぶ自由は大切ですが、選ぶというのは、面倒なことです。ですから、それを捨てる自由があってよいと思います。 自由とは感じ方によるのですから、自由というのは、自分にそう感じられるかどうかなのでしょう。 自分を相対化、対象化する、つまり、自分と距…

自由に考えるには

考えるための状況づくりを考えてみます。 「いつでも言ってよい、何でも問うてよい 何を言ってもよい、意見が変わってもよい 否定的態度をとらない、聞くだけでもよい 話がまとまらなくてもよい、経験を元に話す 人ではなく考えをみる、話の後にしこりを残さ…

よく考えるということ

「よく考えるように」とくり返し語ってきました。 しかし、考えてみるまでもなく、考えることをしっかりと教えてくれるところは少ないと思います。学校や社会は、考えようとする人に、考えないことを教え続けたようにも思います。 これは、特に日本のことと…

固有振動数

ものが振動で共鳴、共振するとき、その振動数は決まっています。これを固有振動数といいます。 最近は、これについて、体内の細胞や臓器との関連で研究されています。固有振動数の乱れで病気になるなら、それを整えて治すという考え方です。 実際に音楽療法…

介入と非局在性

ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」というベストセラーがありました。現実化したのは思考、選択した結果ということです。 芸術は、時空を超えると言ってきましたが、あらゆるものもまた、そうなのです。そして流れている、つまり絆なのです。 「今、こ…

「正解」にとらわれない☆☆

喉の位置などを「正確に」などと客観的に観測すると、その一瞬を、どこかに固定されざるをえません。それは、解剖学のように、死んで動かなくなった状態です。波動が粒子になったように固定されます。動きの中の1枚の写真のように確定してしまうのです。 し…

レッスンの特別な状況☆☆

レッスン、トレーニングでも同じです。 相手やトレーナーが介在すると、すでに特別な状況となるのです。 「あいまいで確定できず絶対的でない」ゆえに、しぜんに捉えておく方が「絶対に正しいもの」などを追求するよりも現実的で真理なのです。 自分=人を自…

「絶対」はない

「ものごとに絶対がない」のは、経験からも察せられることです。 こうして、ことばにしたからといって、それが自分の考えていることと一致するとは限りません。 TVをみて、そこに取り上げられる人が、いつもそういう服やメイクと表情をしているとは思わない…

みえない世界

理詰めで、ものごとを突き詰めるのが、物理学です。 心のように、みえないものについては心理学です。 でも、ものもみえなくなるから、心と同じようになるのです。 量子論は、もはや、哲学や宗教に近いようにも思われます。 現在は、私が選んだ結果としてあ…

起声の難しさ☆

たとえば、1,2,3,4、1,2,3,4とすると、最初の1、その切り出しに呼吸、そして声(発声、共鳴)にするのが難しいのです。しかし、4のあとの1は、比較的うまくやりやすいです。それは、すでにフレーズで流れているからです。車の運転で、加速より発進が難…

起声のタイミング

発声にタイミングは、とても大切です。 呼吸のキープや切り(ブレスの音)はわかりやすく、これまでも多くを注意として挙げてきました。 指導にオノマトペを多用したのは長嶋監督でしたが、そこは、聴覚を含めての五感の鋭さがあったのでしょう。 ハイレベル…

アティチュード

姿勢や呼吸ということばを使わざるをえないことが多いのですが、できるだけフォームということばに置き換えて説明してきました。 しかし、フォームというのもあいまいです。 そこには、フィジカルに合理的な動きのとれる肉体強化をもち、メンタルとしてそれ…

答えない良心

「直観的に判断したことへの説明を求められる」と、まず、答えるのか答えないのかに迷うのが良心だと思うのです。 それをしゃあしゃあと答えてしまうのは、親切、物知りのようで、人を伸ばすには、あまり向いていない人だとわかってきました。 その前にそう…

意味と信心

これまでも「無意味なトレーニングとは、何か」をずいぶんと考えさせられてきました。 エビデンスがなくても、いや、ほとんどないのですから、トレーニングに根拠や意味を絶対的に問うても難しいといえます。 トレーナーは、ヴォイトレを奨励する立場にある…

感覚と表現

アートはイリュージョンなのですから、どのようにマジックを使うかというのもテクニカルな技術となります。 声のよさ、歌のうまさが同じでも、プロとなれるのかどうかの違いは、そうしたところへのセンスが大きくものを言うのです。 人が感じることに敏感と…

習わしは変わる

パワーだけで雑なのは、デビューまでの特徴といえるわけです。そのパワーで10代、20代に世に出てから、走り続けるのが、世の習わしというものです。なかには、20代から30代で伝説となって夭折する人もいます。 それが40、50代はおろか、60、70代まで走り続け…

ステージ経済

バランスで最高の勝負をしていると、パワーが最大でなくてもよいのです。もちろん、平均点より下回っていてはどうにもならないです。しかし、それでどうにかなっているのが、今の日本の、ステージなのです。ステージの装置技術で支えています。まさに日本そ…

ステージの大局観

パワーとバランスでは絶対的にバランス優位に、それがステージ、歌でも問われるとなってきたのなら、ヴォイトレもそうなるのがしぜんな流れといえましょう。 歌手が48人というなら、紅白歌合戦でも目一杯、4時間かかっていたのに、今や、同時に登場し、5、6…