夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ポジティブ過ぎる人(2)

ボキャブラリーが少ないが、専門用語と横文字にかぶれる、 人に言わずに自分で問題を抱えて考え続けられない、 未熟な自分のやり方でやりたがる、 何事もまわりから吸収せず主張だけをする、 こうした人は、コミュニケーションが第一と、何でも一人で悩まず…

ポジティブ過ぎる人(1)

「大丈夫」と言って気にしない、準備で不安にならず、修正を指摘しても間違いをくり返し悪びれない、ポジティブなのがよいと考えて実行している、そうした人が目立ってきたように思います。 これは、SNSで安易につながる、発信する力を手に入れたため、認め…

違うことをスルーしない

ネットでは、批判はスルー、ブロックすることに慣れてしまいます。そうしているうちに、まわりを自分に都合のよい世界にしてしまいかねません。 相手との視点のズレや違いをスルーして、受け入れないのは、無理して合わせていると、合わせない相手を許せなく…

オリジナリティと自由の排除☆

個性的な人は、市場原理でも排除されがちです。人格の商品化となったのは、専門性などの使用価値よりも、人々に求められるキャラや情報で応じる交換価値の方が重視されてきたからです。 オリジナリティよりも売れるパーソナリティを演出しようとなるのです。…

まねて学ばず

方法やツールをいくらまねても、それは、他人の結果であって、大切なものは、それを使った考え方、思考の方です。 形から入ってもよいのですが、実に至らなければ何ともなりません。 失敗経験に学びましょう、それを忘れようとしてはなりません。 単なるコン…

カウンセリングの目的

カウンセリングは「自分が心の中で経験していることを認識できるようになること」を目的としているのです。(ロジャーズ) いわば、心、感情への認知力です。それがないと、自分の本音に気づかず、現状も認められず、歪んでしまうのです。

よいトレーナー

正しくみえることを安易に信じないことです。そのために、どうすればよいのでしょうか。 「アメリカの自己中心主義に傷ついてきた日本」のような立場の人が増えました。 どちらにしても、一人とどまって、個人的に問題に対峙するということです。 そこにトレ…

ニヒリズム

ある価値観を否定するのに、その虚偽を暴くことが目的となってしまう。 それは、手段の目的化です。否定することで、さらに否定が生じていくのです。 否定、非難でなく、代案、新しい構築を試みることです。 よりよいものがでてくれば、古いものは淘汰される…

相貌学(フィジオノミー)

トレーナーは、医師と同じく熟練した直観力を最大の能力とするものと思われます。 それは、声を聴くことで効果を上げるのです。 つまり、臨床心理士のような能力を身に付けなくてはなりません。 声もまた、心理的な障害と関わっていることが多いからです。と…

ことばの客観性

ことばは、相手に何かを伝えるためという二者間だけではなく、それを第三者に聞かせるために必要とされたのです。 二者間ならボディランゲージやノン・バーバルコミュニケーションも、ことば以上に有効でしょう。ただし、会議や外交などとなると、ことばが絶…

運動能力

筋生理学からみると、運動能力は、骨格筋によるので、筋繊維が大きくなることで力がパワフルになります。 しかし、古武道などでは、筋力より骨格そのものの構造で動かすことを学びます。力任せは嫌われるわけです。 日本人の技巧的なフォームでのバッティン…

究極の自然体☆

力として出そうとすることを避ける古武術では、身体の「芯」が自覚されてくるような状態を求めます。そして、気を扱うようにしていったのです。 「腕と肩の筋肉はどこまでも力を抜いて、まるでかかわりのないようにじっと見ているのだということを学ばなけれ…

禅の座り方

禅では、座るときに「背筋を伸ばす」と言わずに、「鼻とへそ」「耳と肩」とをまっすぐにするようにします。道元禅師の「坐禅儀」、天台大師の「小止観」も同じです。 肩や首を緊張させずに、背筋が自然と伸びるのです。 「鳩尾をゆるめる」のを「上虚」と言…

腰と骨盤

運動するときに、動作の中心は、腰に逃げやすいのです。 胸部と骨盤とをつなぐ腰には、5つの小さな腰椎骨が連なっています。衝撃に耐えられなくなると、椎間板が損傷して痛みを生じてくるのです。 骨盤は、最も大きな骨格で衝撃にも強いのです。

日本人の丹田☆

頭部の「上丹田」、胸部の「中丹田」、臍下の「下丹田」、これが日本にきて、広まっていくうちに、臍下の「下丹田」のみを意味するようになったのです。 丹田は、物理的な体重心とは異なります。 身体の「中心感覚」は、熟練していくと位置や形が変化してい…

白隠の呼吸法☆

白隠は、「真人の息は踵をもってし、衆人の息は喉をもってす」、という荘子の言葉を借りて、臍下の丹田から下半身全体へ気を巡らすことを説いています。

「養生訓」の丹田☆

貝原益軒は、『養生訓』で、中国の『難経』から引用して丹田のことを記しています。 「臍の下三寸を丹田という。腎間の動気といわれるものはここにある。(中略)気を養う術はつねに腰を正しくすえて真気を丹田に集め、呼吸を静かにして荒くせず、事をすると…

姿勢をよくするために

姿勢は、次のことと密接に関わっています。 運動能力、身体的な基礎、パフォーマンス向上、心理的安定、美的バランス、健康の維持、ストレス解消、感受性や感覚を磨くこと。

実感を急がずに得る

トレーニングとは、一定のことをくり返して心身の姿勢、動作に一連なりの調和バランスが生じたときに、実感としてわかるものです。 それは、厳かな快感を伴うものです。 プロセスとしては、こうした取り組みをじっくりと学んでいけばよいのです。 そのために…

イスと正座

日本にイスが使われてこなかったのは、家が狭いこともあったし、帯の邪魔になったからと思われます。 僧は、修行で、身体の型と発声のトレーニングをして体を整えていきました。 「坐」もしっくりときていたわけです。 正座は、修養であり、芸事、武道の基礎…

和服と姿勢、歩行

日本の着物は、重ねるほどに体を隠すものです。ちょっとした仕草や動きで心を表していました。歩くのに、膝を曲げ腰を落とす、足の親指に重心をおき、かかとをひきずるのは、鼻緒をつっかけて歩くのに適していたのです。

姿勢の語源☆

姿勢は、ギリシア語でhexis、これには、人間の資質、知識、能力、感性という意味もあります。ラテン語では、habitus、これは英語のhabitになります。

豊かになると、ことばは不要か

豊かに平和になると、ことばが早口になり、切れ切れになっていくそうです。 平穏のなかにいると、生活、ひいてはものの考え方が似てくるので、しぜんと意志が通じやすくなり、ことばもなおざりになるそうです。 会話も反応だけになりがちになるのです。

7世代の掟

アメリカの今のニューヨーク州にいたイロクォイ族は、取り決めに、以後の7世代への影響まで考える義務を誓い合っていたそうです。「7世代の掟」と言います。 「見えないものを見、聞こえないものを聞く」「影をみる」ことが大切です。

根拠とトレーニング

「トレーニングに根拠がないなら、やらない方がよいでしょうか」 と聞かれたことがあります。 仮に、根拠がわからなくても、やった方がよいことはあります。 ですから、やってみる方がよいでしょう。 メリットも必要ですが、リスクを避けたり安全性が高まる…

ニセ科学にひっかからない☆

科学とか科学的とつくと、批判的な目を向けず、盲信してしまう、お任せしてしまい、考えない人は少なくありません。 指導者、専門家、マスメディアの言うことを鵜呑みにする、それは、基礎的な知識や規範が欠けていることなどが考えられます。 急ぎ過ぎる、…

ハチミツと声☆

「ハチミツを飲むと、声はよく出ますか」と聞かれます。 そう公言しているアーティストやトレーナーもいます。ハチミツにもいろいろあるし、個人差も大きいです。 プラシーボ効果でもあると思います。 それは、思い込みによるものですが、たとえば、データ以…

科学的な検証

科学的な検証は、次の1~4を必要とします。 1.様々な例を列挙する 2.内容を調べて分類する 3.全体を貫く理由を考える 4.結果的にどうするのか提案する

科学について☆

Scienceの語源は、ラテン語のScientiaスキエンティアです。 Sciは知る、entiaは成すで、「知る」を「成す」のです。これは、自然科学だけでなく、あらゆる知識を得ることでした。 科学とは、理論と実証によって、自然世界の普遍的な原理、法則を発見すること…

中村天風のことば

過去の後悔、現在の悩み、将来の不安、この3つを考えてはよくない、 「心を気持ちよくなくするな、嫌な気持ちに心をせず、喜ばせる、楽しくさせる、それが義務」と言ったのは中村天風です。 氏は、聖人カリアッパに「身体の病で心にまで迷惑かけるな」と言わ…