夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

27.レッスン受講について

すぐにわかること

トレーナーのもつ感覚や体ができることを、すぐにできるのでしたら、それは間違っているか、ごまかされているだけです。そのトレーナー自身が基礎ができていない低いレベルなのか、求めるレベルが低いならありえますが。 でも、1回のレッスンだけの満足感や…

ステージ以前の歌の基礎

たとえば、 1.声が伸びずに生声になる。響きがない、声量が足らない。 2.高音が出にくい。または、中低音域が出にくい。 3.ピッチがずれる。リズムにのれない。 4.発音、歌詞がクリアに聞こえない。 いざステージとなると、誰でもこのような問題への対処が迫…

場を求める

「大きな声が出ていない」「のどでなく、お腹から声を出せ」と言われて、レッスンを受けにくる人がいます。「やっているうちにできてくる」とよく言われます。そう指摘されても、「どうすれば大きな声が出るか」、「どうすればお腹から声が出るか」は、具体…

体での習得を知る

スポーツや武道を経験したことのない人には、あるいは、頭でっかちだと自覚している人には、今からでも簡単なスポーツを試して欲しいと思います。自覚できていない人こそ行って欲しいのですが。そこで頭と体やイメージの関係をつかみ直してほしいのです。声…

「できていない」とわかること

トレーナーがつくのは、「どれが正しくて、それにどう合せて修正するのかを教える」ためと思われています。しかし、「どのように判断するのかを伝えること、その判断を満たすように、方法を試行錯誤させ、本人に編み出させる」ことがもっと大切なのです。 で…

決めること

私のところでは世界レベルを体制としてセッティングしてきました。世界レベルで最高のシンガーがきても対応できる体制があります。紹介でいらっしゃることが多いので、選ぶ間もなくピンポイントで決まるので比較できませんが。表現=目的に対して欠けている…

合わせる力=応用力=仕事力

ヴォイトレの必要性自体、人によって違います。必要なければやらなくてよいのです。まわりはまわり、自分は自分で情報を得るのならそれもよし、勉強です。お金がないなら無料体験レッスンを受けたら、よいでしょう。合うところを見つけたいなら、「合う」と…

選ぶ力より合わせる力をつける

どの世界でも、多くの人は入口前でたむろしては去っていきます。 移ってくるときに、ここに来る前のレッスンを忘れたがるのは白紙に戻す点ではよいのですが、一方で困ったことです。「これまで」「前のところでは」「大してやっていない」「身につかなかった…

トレーニングで可能なこと

体で声を出すことがわからなくても、イメージとして入るところからスタートです。 息も同じです。息吐き競争にいらしてください。 オペラ歌手の一流の人は、誰にも負けないでしょう。 非日常でのトレーニングによって日常を非日常にし、非日常を日常にしたか…

声の症状と日常性

声がかすれる、喉が痛い、声が弱いという症状でいらっしゃる人が増えています。養成所やプロダクションに入ったり、オーディションを通ったりした直後のプロやセミプロにも多いことです。 昔は、喉について教えてくれる人はいなかったのに、今は、あなたの喉…

成果の検証

トレーナーのヴォイトレの効果は、検証が難しいものです。他のトレーナーなら、もっと成果が出たか、あまり成果が出なかったか、もっと悪くなっていたかは、簡単に試せるものではないのです。しかし、私はいつもそのことを考えて対しています。 前のトレーナ…

全体と部分

喉は部分、体は全体です。これを最近、喉だけで解決しようという人が少なくありません。医者が声帯や喉頭をいくらみて、診断しても、アーティストは、そのようなこととは全く関係ないところで実践しているのが現実です。個人差もあれば、バラ付きもあります…

直観と経験

絶対量について、時間や長い期間、体験を積むのは、それにあたります。それが経験知として体現できたのかわかるのは、そこから何かが身に付いたことが示されてから、です。自転車に乗れるようなコツ、思い切りの勇気、未知の感覚への慣れと調整、具体的には…

考え方、使い方、引き出し方

私は一人の師やトレーナーにしかついてはいけない、という日本らしいシステムには異議を唱えています。プロダクションがお金を出すなら別ですが、本人が自腹で勉強したいというのでしたら、誰でも受け入れています(他の理由があれば、その都度、考えます)…

ダブルスクール

研究所が続いているのは、変化し革新し続けているからです。矛盾やクレームも踏まえ、変え続けていなければ、なくなっているでしょう。 PRに安易にプロや有名人などの名を出さないから、そういう人も安心していらっしゃいます。目立たないのはよいことです。…

みかけの効果

滑舌はやればやるほど、すぐによくなります。誰でも判断がつくので、一般受けするメニュです。私も、一般向けの研修に入れます。一回だけとか、一日だけ、というところでは、デモンストレーション、パフォーマンス、プレゼンテーションの要素を求められてし…

充実感と実績

トレーナーや医者というのは、職業上、個人情報の秘匿が義務です。いらっしゃる人も、あまり他の人に知られたくないことを話せます。それがレッスンに関係することもあります。メンタルのケアが入るので、精神科医と同じようなことに気をつけるようにしてい…

レッスン環境の保持

オペラ歌手でも医者でも、若くして世に問う、持論をもち本を出したりすると、日本の社会では、ねたみ、そねみ、嫉妬で、疎外されることが少なくありません。一人前でなく、世にも知られていない若さで、人に教える、ポップスや役者、一般の人に教えに行くこ…

レッスンとPR・個人情報

研究所の出身者やここにいる人のこと、有名人などを聞かれます。私は、ここではみかけても口外しないようにお願いしています。 トレーニングというのは、人にみせるものでありません。一人で静かに、たんたんと、地道に積み重ねなくてはならないものです。レ…

一流と二流のプロセスの違い

先日、ある高名な役者と話す機会がありました。そこで、一流として大成する人と、それに至らない人との違いの話をしました。 考えてみると、研究所に、プロの人がいて、その上を目指してレッスンをしています。一方で、何とかこの世界で生きていこう、一人前…

研究と面談

私のところでは、およそ8つの音楽大学で指導を受けた声楽家がいます。偏狭な考えでは、共同研究などできません。日本や海外から発声に関するあらゆる教材を集め、ときには、直接伺って学ばせていただいています。 ヴォイストレーニングの方法の誤用は、日本…

声の管理の注意とアドバイス

何時間も声を出し、とても熱心ゆえに声の調子を悪くする人もいます。 研究所は一人ひとりに目が行き届く個人レッスンですので、安全安心です。 声が出にくくなったら、それは注意信号です。トレーナーは、そのリスクを避けることを最大限考慮します。危険な…

方法を工夫する☆

特別なやり方があって大きな効果がすぐあがるというのもないことですが、間違ったやり方があって、それでのどをつぶすと捉えるのは、さらなる誤解です。 ノウハウとは、役立つように使うためのものです。それを役立たぬどころか、ダメにするように使うという…

大声トレーニング

私が他のところからもっともレッスンで求められてきたことは、タフな喉、強い声、通る声でした。現場や養成所などで声量不足を指摘されている、声優や俳優、芸人が要求されることです。昔ながらの大声トレーニングが行われているのも、廃止されたのも両方と…

声はすぐわかる

呼吸法や気などに比べて、声の有利なところは、耳に実際に聞こえるところだと思います。みえないのは残念ですが、みえないものこそ、大切です。聞こえるのですから、しっかりと聞いてみればわかるはずです。わかるから、通じるわけです。 プロの耳でなくても…

トレーナーの声

ときどきにPCのソフトで声をみるようにしています。研究所では、トレーナーの声や歌に対する判断の仕方を、私は誰よりも吸収してきました。これも研究の一面にすぎませんが。 私は、トレーナーの採用についても、学歴、年齢も問わず、声でみています。どんな…

複数トレーナーでリスク分散

複数トレーナーの多角的なアドバイスから、入ることを私はお勧めしています。セカンドやサードオピニオンをもつということです。それによって少しばかり混乱しても、長い眼でみると、比べながら進むことであなたの判断力はずっと早く適確につきます。歌もあ…

最良のトレーナーでなく体制に

ここにいらっしゃる理由の一つに、前の所でのレッスンでトレーナーがいなくなった、トレーナーをやめたり、海外へ行ったり、他の仕事で忙しくなったなど、トレーナーの事情でレッスンが続けられなくなったということが少なからずあります。あなたがそのトレ…

最初のトレーナーを過大評価しがち

一般的にいうと、最初のトレーナーの影響力はとても大きいです。その価値観判断基準が後々まで残るケースが多いのです。むしろ、最初に合わずに何人か替えて自分に合うトレーナーにたどりついた方が客観視できるだけ、よいと思います。最初だから、何も知ら…

6つの違い

基礎トレーニングとして使うのなら、さまざまな目的、レベル、プロセスを踏まえて、考えていかなくてはなりません。私のところにいらっしゃる方でも、いろんな違いがあります。少なくとも1~5について考える必要があります。 1.体、のどの違い、民族の違…