体で声を出すことがわからなくても、イメージとして入るところからスタートです。
息も同じです。息吐き競争にいらしてください。
オペラ歌手の一流の人は、誰にも負けないでしょう。
非日常でのトレーニングによって日常を非日常にし、非日常を日常にしたからです。
ここまではトレーニング次第で可能です。というより、トレーニングはトレーニングで可能なことを得るために行うものです。新しく鍛えて強化して、身体、喉、声を獲得することです。
スポーツ選手やプレイヤーと同じく、声に関しても、優れている人を見たら、レベルがわからなくても、優れていくことはわかるものです。人間の素晴らしいところだと思います。
そうでないのは、頭でっかちな人や、中途半端にそれをかじった人です。そういう人は、素直にみられず、素人でもわかることさえ否定します。妬み、嫉み、やっかみのこともありますが、中途半端にやっていると偏ってしまうのです。やり出して2,3年くらいの人やトレーナーに多いのです。私もそういうときがあったのでよくわかります。それを改めて、超えなくては、人に通じるところへ達しません。
頑張って身につけて、抜け出してください。山に登り始めると、山の形が見えなくなっていきます。山の形は見えませんね。上達すると声も消えてしまうものです。ですからシェルパーならぬ、トレーナーを利用するのです。無心となり、景色がよい、そのくらいに自然にありたいものですね。