夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

学んでいく人

私が残念なのは、知ったことで学んだつもりのような人が少なくないことです。たとえば、今の私は、昔の私と違う私です。私自身は今も学んで、昔よりもずっと学べるようになっているから昔と違います。

ところが、あまり学んでいない人は、学んでいくと変わっていく人のことがわからないのです。大体、そういう人は、学んでいない人の中にいるから、なおさら人は変わらないと思い込んでいるのです。

 師は、超えるとか超えないとかでなく、超えられないものの象徴としてあるものです。ですから、技術や知識において弟子の方が勝っていても、どうでもよいことなのです。

 武芸などにおいては、まともに勝負したら30代くらいの人の方が80代より強いでしょう。だからといって「私は師を超えて師の師になった」などと言うなら愚かなことでしょう。

 自分で決定する人は、それがいきて自己完結してしまう危険がいつもあります。井の中や、水たまりにいるのに気づかないのです。

本人なりに学んでいるつもりですから、直らないのです。ですから、偉い人ほど人につく、師を求めて自ら師事してついているのです。学びの程度の問題です。