共鳴-発声―声の芯と捉えるのが、シンプルでよいと思います。☆
歌からチェックしてみるのは出口、目的からの見方です。
歌からしかみないトレーナーと体からしかみないトレーナーは、深められたら同じことかもしれません。そこに到達レベルを合わせるのでなく、そこが楽にこなせるところへ、その条件において、必要なものを身につけて基礎とするのです。
しかし、ある音に届かせるのが目的の人と、その音で表現しようとする人では、伸びしろが違います。オーディションにギリギリで通ろうとする人と、そこの主役を目指し生涯トップで活躍しようと思う人では、毎日のトレーニングも違ってくるでしょう。イメージ一つ、考え方が大切ということです。
で、歌からチェックすると、歌が雑になることが多いのです。完全なロングトーン、完全なレガートを第一の目的の結果としてみます。もっともよい高さ、大きさ、長さで音色をベストに伸ばすと、呼吸とビブラートの実力がみえます。
歌でも原曲無視で、テンポとキィはもっともよいところで、できたらゆっくり声を養うつもりでくり返すようにしましょう。