夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

材料

歌手でも、すぐれた歌曲をただ歌う人、作品に歌唱の価値を加えるプロ歌手、電話帳を読んでも歌にしてしまう天才歌手と、相当のレベル差があるのです。 その材料となるものは、一流の作品、名作などです。 最大の名作は、大自然です。 誰でも学べるものからは…

一つ上と一つ下のオリジナリティ☆

いろんな情報を集めて整理しただけのものと、そこからクリエイティブに生み出したものとの違いは、知識と知恵の違いです。 創作物を、作者と読者、創り手と受け手との共同作業としてみることもできます。受け手がクリエイティブなら情報、知識からでも大いに…

クリエイティブな場

日本という国では、他の国のすぐれたものを訳したり、まとめたりして、わかりやすく伝える人が重用されてきました。 そのため、実力がなおさら、わかりにくくなっています。翻訳文化をまだ抜け切っていないのです。 学校の先生も、教科書やその周辺の知識だ…

受け手と創り手

先生の言ったこと、あるいは、書いたことをボードから写して覚えて学ぶのにすぐれている人と、それを基に自分の考えやアイディアを出している人とは、受験生と起業家くらいの差があります。 本当は、後者には学者も入れたいのですが、日本の学者は、受験生か…

虚構とリアル

とはいえ、記録されたもの、映画やラジオドラマでも、私たちは感動できます。 そこは、創り手よりも受け手の問題もあるかもしれません。 しかし、虚構のものをリアルに感じさせるものが埋め込まれているとしたら、それはアートの力、ひいては、アーティスト…

確信~ひばりの唄

最初にわかっていたり、みえていたり、計画しているわけではないのです。 イメージといっても、歌がみえることはありません。 それは、歌い出せば完璧に仕上がるという確信めいたものの力で進んでいきます。 そうでなければ、普通の歌い手のように、これまで…

俯瞰~ひばりの唄

「美空ひばりの唄は、俯瞰している」と述べたことがあります。 「ひばりは、唄を俯瞰している」ということです。それは、歌うときに、すでに歌い終わった時点にいて、歌っている歌を引き寄せているということです。 画家なら、これから描くものが、最初にキ…

量感と身体

これは、本棚とハードディスクとの違い、百科事典全集とスマホのアプリのストアとの違い、レコードやカセット、VHS、DVDとスマホやPCとの違いにもなります。 (わかりにくいのでデジタルは、今のところ、アナログの形をかりて表示しているのです。) 量とし…

本と電子ブック

実体としての本の重さ、ページ数は、紙の本では、量感への直観として把握できます。 90~120分、長くても3時間くらいで一通り読み、吸収していくことに合わせています。 長編の小説や長尺の映画はともかく、この時間の長さは、新書、ビジネス書、授業、娯楽…

「らしきスタイル」と「本当のスタイル」

それらしく形が整ってくると、OKは出ます。 外組み、表面的にはOKで、人に通じるレベルです。 プロとして使われている人は、それでよいからです。 しかし、それ以上の役には、それでは通じません。 「らしきスタイル」でよいレベルと「本当のスタイル」をも…

声と芯

声もことばも音も、似ているところがあります。 それは、深く内面に入っていくものが、そこにあることです。 声は、心身に共鳴していくのですが、その芯のようなものが体に感じられるようになるのです。それは、自ら深く掘っていかなくては出てこないのです。

伝わる

伝わるのは、ことばではありません。 そのことばを発する声に、しぐさ、表情など、あなた自身が全身全霊で一つになって伝わらなくては始まらないのです。 伝えてようとしているうちは、まだまだです。 伝わるというのは、本当に大変なことです。 歌もせりふ…

上達より基準

基準を確立させていくことを、目先の上達よりも優先させることです。 そうでなければ、少し上達したら、それで満足してしまいます。 熱を入れたら、伝わったと思ってしまいます。 すると、いつしれず、そのレベルさえ保てなくなります。 人に認められ、ほめ…

限界とパーフェクト☆

上達したいなら、一度、今の限界まで出し尽くすことです。その上に目的を定めることです。限界までのことを出せないのなら、そこまでは待つしかないのです。 本人がいくら一所懸命やっているつもりでも、こちらにみえてしまうとしたら、これまでの練習が甘か…

心が動く

それなりによいと思っていると、何ら改まることもないのです。 私は出来のよし悪しやイメージしたこととの相違を聞きます。そうした判断の基準や根拠を知ると、それなりに納得できることもあります。しかし、大半は、そういうことさえ考えもせず、せりふや歌…

歌せりふから声へ☆

歌えば歌になっていると思っている人、せりふに出せばせりふになっていると思っている人ばかりです。そういう人は、よくないところをどう直すのかを知りたいのでしょう。直したら、ましにはなりますが、表現としては、とうてい成り立ちません。そうでないの…

形でなく実を☆

大抵は、何も起こりません。ことばだけなら伝わるものも、歌では、歌の形になってしまい伝わらないことも多いのです。フルコーラスで歌おうと何曲歌おうと、心を奪われることは残念ながら滅多にありません。 少なくとも伝わっていない事実を感じてもらえない…

空気が動く☆

私は、どんな声や発声、歌も、すぐに否定したり直したりすることはありません。クリエイティブであることを目的とするからです。それで何が起こるかを、現場に立ちあって、全身を耳にして聞いています。現場の空気が動くとき、あるいは、その気配を待ちます…

上位に想定する

すぐれた演者は、「演じている自分をみるもう一人の自分がいる」といいます。それを本人が、どのくらいまで求めているのかで、出来は違ってきます。 同じことでも先輩に聞くのと上司に聞くのと社長に聞くのでは、用意も違ってくるでしょう。できるだけ、上位…

問う

私は、人に尋ねるとしたら、相手のためにもなるくらいに問いを目一杯、引き上げます。高望みして、問いをとことん考えるでしょう。 質問でその人の学びのレベルはわかってしまうからです。 相手がどこまでこちらを読むのかはわかりませんが、少なくとも、先…

応じない

私への質問は、この場、レクチャーやレッスンと結びついています。ですから、答えたくないとか、考えたくないことはないのです。 なのに、ときどき、そう思わせるものがあり、そこには答えません。 それも答えです。私にさえ通じなくて、世の中で通じること…

応じる

私への一般的な質問は、大体は、どこかで答えているのですから、ググればわかるはずです。 私にとって、「答えるのが初めての質問」には、しっかりと考え、応じます。 答えようもないなら、「何かこういうことをやりましょう、やりながら考えていきましょう…

人を動かす

人に何かを頼むのなら、なぜ頼むのかを説明することです。 それが自分の勝手な事情だけでは、相手は応じる気にならないでしょう。 少なくとも、応じる気にさせるくらいの理由か熱意が伝わる必要があるでしょう。 お金で買うのなら、代価分しか入手できません…

話すことと書くこと

相手が異なると、話し方も文章も変わるものです。 何でも書けばよいのではないことは、話で考えてみればわかります。 表現には、必ず想定する相手が必要なのです。 どうでもよいことを書くくらいなら、話している方がよいと思うのです。書いたものは手元に残…

対応とレスポンス

学習能力を対応力にするのも、対応力での作業を仕事にするのも、あなた次第です。 相手をきちんと思いを伝えようとして捉えていきましょう。相手が誰であれ、学んでいけるようにしていくのです。背伸びしては、わかってもらうように尽力することです。 そう…

作業と仕事

受験秀才は、もっと学べるかもしれない相手を見切ってしまうのです。 相手の言うことの処理だけをして、心を動かさないようになります。 人と関わるのに、ペーパーの上で片付けるのなら、それは、お互いに不毛です。 本当に言いたいことの話にならないからで…

受験競争と忖度

受験勉強では、テクニックとしては、短い時間の中で難問を捨て、総合点を上げることを優先します。それは、当時の工業化社会が求めていた管理者能力といえます。 秀でた人は、設問した人の意図と採点基準を読むくせがつきます。 つまり、官僚の忖度と一緒で…

学習能力と社会対応力

入試に対応できる学習能力を実力と思ったまま、社会に出ていくのは、よくありません。昔は、仕事に出るとそうした能力が通じないことをすぐに現場で突き付けられて価値観を変えられました。よくも悪くも、そこから世の中の求める対応力をつけることができま…

声とことば

「声が出るのは元気の素、でかい声でしゃべりましょう」(銚子寿司の会長)

肩甲骨はがし#

鎖骨や肩甲骨は、胸鎖関節という部分でつながり、肋骨と接していません。やじろべえのように肋骨の上に浮いているのです。つまり、胴体と切り離して動けるのです。 1.両手を前にして肩甲骨を寄せる。 2.両手を後ろで組んで寄せる。 1と2をくり返します。