夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

13.知識/医学/科学

人体の電気☆

人体を流れるのは、電気回路です。脳波、心電図、筋電図などの検査は、電気を捉えます。電極で電流、電圧の変化を波形でとらえるのです。もちろん増幅して測ります。 となると、人体内では、いろんな周波数が神経系に沿って振動して、共鳴し、神経系を通して…

信心

のど飴なども、健康食品と同じで、喉によいものを体外から取り入れたところで、大した効果がないといえばそれまでです。メンタル的な効果ということです。 ただ、それで効いたと信じるなら、効果は大きいので、「そう思える人は、そうしてください」と言って…

バランス

健康食品も一つの食材に期待すること、代替医療などもエビデンスのないもの一つに頼ることについては、大した健康効果は期待できません。しかし、効果に関心をもたないよりは、よいことです。偏らずにバランスをとることが大切だということです。

風邪の対処

風邪の場合は2、3週間、様子を見て、解決しなければ精密な検査を受けるというのが常套手段です。風邪かもしれないしウイルス感染かもしれないなら、医者に診てもらう必要があるでしょう。

咳喘息

医者は、喉を見て、聴診器を当てて、心臓の音や肺の音をチェックします。脈や心拍数、血圧もチェックし、お腹や背中の音も聞きます。 スパイロメーターという呼吸を調べる機器も使います。 そうした診断でも、咳喘息の可能性が高いとしかいえない、その疑い…

診断のプロセス☆

医療機関では、症状からいくつかの病名を思い浮かべ、そのなかで絞り込んでいくのです。データを見て、患者さんを見ていくうちに、少しずつ、どの病気かがわかってくるのです。 薬を出して、その薬が効いたら、その病気だったとわかる場合も多いのです。 で…

ベルカントと言うな☆

ベルカントについては、とても多く、そういう人と触れてきたし、いろいろに使っているのを聞いてきました。その示すところは、それぞれに異なっています。 訳すると「よい声」ということです。歴史的には1840年頃までの歌唱様式となります。しかし、それは誰…

予防と強化

喉が悪くなったら治すのではなくて、予防していくというのは、病気の対策と同じです。悪いところがなくなって、そこで終わるのではなく、本当はそこからメンテナンス、さらなる目標へ向けての強化訓練が必要なのです。

声と肉

「俺はのどだ、舌だ、歯だ、唇だ、のどちんこだ、声なんだ」(谷川俊太郎「スキャットまで」より)

ことばから歌へ

杜甫、李白、阿倍仲麻呂など、 かつて、世界中の詩人たちは、 自分自身の声でうたいかけていました。

皮膚感覚とボーダー☆☆

日本人は、触感に敏感で、日本語にはオノマトペが多いです。ちぢこまったときに皮膚を触るのは、外とのボーダーを取り戻すためです。皮膚は、外界とのボーダーですが、心理的には拡大も縮小もします。 頭に引きずられると、感覚が実際に感じている以上に広が…

論と証拠

なぜ、医師は、患者よりパソコンの画面をみるのかと思ったことがあります。データチェックや入力業務の必要以前に、きっと、それが魅力的か、楽だからでしょう。 しかし、データという事実は、見方次第でどうにでもなるのです。(alternative fact) 人は、…

戦闘ゲームのようにしない

アニメやゲームなどの影響でしょうか。戦闘能力の数値化などから、あまりにデータに頼ることに慣れてしまいました。それを、まるで科学やエビデンスと思うようになったのではないかと思うときがあります。 数値だけを信用の根拠にしてしまうのは、本当におか…

科学の無力な分野☆

科学は、エビデンスという、誰もが同じと認めるものの上でしか成り立たちません。 でも、声や歌などの世界では、誰にでも同じようにはみえない、聞こえない、感じられないのです。 もし、「同じようにする」、「同じようになる」というところでエビデンスを…

ハチミツと声☆

「ハチミツを飲むと、声はよく出ますか」と聞かれます。 そう公言しているアーティストやトレーナーもいます。ハチミツにもいろいろあるし、個人差も大きいです。 プラシーボ効果でもあると思います。 それは、思い込みによるものですが、たとえば、データ以…

ニセ科学にひっかからない☆

科学とか科学的とつくと、批判的な目を向けず、盲信してしまう、お任せしてしまい、考えない人は少なくありません。 指導者、専門家、マスメディアの言うことを鵜呑みにする、それは、基礎的な知識や規範が欠けていることなどが考えられます。 急ぎ過ぎる、…

科学について☆

Scienceの語源は、ラテン語のScientiaスキエンティアです。 Sciは知る、entiaは成すで、「知る」を「成す」のです。これは、自然科学だけでなく、あらゆる知識を得ることでした。 科学とは、理論と実証によって、自然世界の普遍的な原理、法則を発見すること…

科学的な検証

科学的な検証は、次の1~4を必要とします。 1.様々な例を列挙する 2.内容を調べて分類する 3.全体を貫く理由を考える 4.結果的にどうするのか提案する

メロディと詞

三島由紀夫は、「言葉は音楽の冒涜であり、音楽は言葉の冒涜であって、言葉の持つロゴスは、すでに音楽の建築的原理の裡に含まれており、言葉の持つパトスは、音楽の情感的要素によって十分代表されているはず」と言いました。 ことばとメロディは、矛盾しな…

光より音が速い☆

物理世界では、光速は30万キロメートル/秒、音速は340メートル/秒ですから、光は音よりずっと速いのです。花火では「ピカッ」と開花して、しばらくしてから「ドーン」です。 しかし、40メートル内になると、目よりも耳、視覚で捉えて動くよりも、聴覚で聞い…

3Dから4DXへ

錯覚や錯聴は、実際とは違うのでイリュージョンとなります。 しかし、そこにリアル感があり、本物以上の体感を与えると、現実以上にリアルなシミュレーションゲームができるのです。 それは、誰もが映画でも体験しているわけです。3Dから触覚、嗅覚なども含…

声の可視化

バレエやダンスの練習では、動きやポーズを鏡の前でチェックします。 それに対して、声や歌では、録音の再生でチェックするのです。音声の分析がグラフでリアルタイムに表示できるようになったので、それを参考にチェックすることもできます。 ここで大切な…

主観と客観

アインシュタインの示す世界は、ニュートンが示す世界よりも物理的世界というようなことになります。でも、私たちは、リンゴが落ちるとみえる主観的世界にいるので、リンゴを地球が引っ張っているというニュートンの世界は、充分に、物理的=科学的です。主…

人の目と錯視

ニュートンは、物理学者で、プリズムの実験では、光を七色に分けてみせました。色によって屈折する角度が違うことを発見したのは、18世紀初頭のことでした。 そこから1世紀ほど後、ゲーテは、色彩論で反論します。プリズムを目に当て、白と黒の間に色をみた…

心の数値化

スマホでは、歩数計が使われています。(今は、万歩計とは言わないのでしょうか。) それと同じく、身体の情報がすべて数値化されて記録・管理される日は近いでしょう。 体の次は心、つまり、情動を数値化することになるでしょう。喜怒哀楽といった感情を記…

声の身体性☆

他人にくすぐられるとくすぐったいのに、自分でくすぐっても、くすぐったくはないですね。ロボットアームでくすぐると、どうでしょう。自分で操作すると、やはり、くすぐったくないのですが、0.2秒以上の時差をつくると、くすぐったいそうです。 イグノーベ…

姿勢とスマートスーツ

眼鏡も医療機器だったのですから、義手義足もメガネのようにファッションとなるでしょう。センサーや筋肉の電気処理技術の発達に加え、3Dプリンターでの造形が支えます。 廊下に立たされたのび太は、ドラえもんから「ゴルゴンの首」を借りて、足を石にして疲…

音のネットワーク

ウェアラブルコンピュータは、アップルウォッチほどに小さくなりましたが、この先、メガネ型や指輪、皮膚への埋め込み型となっていくことでしょう。SF映画でおなじみですね。 元をたどると、これはスマホ、携帯、電話と遡ります。 その機能は、声と聴覚を結…

純粋思考

考えるといっても、真面目に考えたら、何でもわかるわけではありません。 どんなことも、いろんな立場、見方があります。当事者であれば尚のこと、第三者として相手の言い分を聞き、客観的に情報を集めたら、必ず、総合的に正しく判断できるなどということで…

「正解」にとらわれない☆☆

喉の位置などを「正確に」などと客観的に観測すると、その一瞬を、どこかに固定されざるをえません。それは、解剖学のように、死んで動かなくなった状態です。波動が粒子になったように固定されます。動きの中の1枚の写真のように確定してしまうのです。 し…