こういうハードな声を常人にはできないと否定してよいのでしょうか、トレーニングをやってもみないうちに、です。多くの日本人の歌手、ほぼ全てのトレーナーが見本を示しているような高く、細く、きれいな声だけが理想なのでしょうか。ウィーン合唱団や、カーペンターズのカレンや白鳥恵美子さんのような声は、生来的に選ばれている声です。
トレーニング以前に、特別に恵まれた声としての素質のある人何万人に一人くらいの確率でいると思うのです。それは逆にトレーニングでつくれない声なのです。そこに似させるのが、ヴォイトレでしょうか。それは“発声練習の声”と思われてしまいませんか。