夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ステージ以前の歌の基礎

たとえば、 1.声が伸びずに生声になる。響きがない、声量が足らない。 2.高音が出にくい。または、中低音域が出にくい。 3.ピッチがずれる。リズムにのれない。 4.発音、歌詞がクリアに聞こえない。 いざステージとなると、誰でもこのような問題への対処が迫…

固定と解放☆

最初に、固い、直線、強い、弱い、などという声は、柔らかく、丸く、コントロールできるようになります。そうならないところは、ある時期、無理をかけてみることがあってもよいと思います。私は、拡散が集約され、固定したことが自由に解放され、しなやかに…

歳月

基礎のデッサン力のない人が、いくらピカソの抽象画をまねしてみても、でたらめにしかなりません。ですから、学ぶなら、名人の初期の若い頃のもの、最初の頃の作品の方がよいことも多いのです。名人にもよりますが。 これはトレーナーにもいえます。私が若い…

名人には学べない

一流に学べと言っていますが、名人の表現は、結果としてすごいから、ただ開く、聞き込むだけです。感覚に入れておくためで、直接の参考になりません。 弟子なら師匠、師匠はその師匠と、手本、見本とした代々の名人をくり返し聞いておくとよいでしょう。この…

名人には学べない

一流に学べと言っていますが、名人の表現は、結果としてすごいから、ただ開く、聞き込むだけです。感覚に入れておくためで、直接の参考になりません。 弟子なら師匠、師匠はその師匠と、手本、見本とした代々の名人をくり返し聞いておくとよいでしょう。この…

トレーニングのレベル

再現性をキープするための喉や体の管理について、基礎を固めることでは、分野という境界なく共通です。極端にいうと、フィジカルトレーニングやマッサージと同じように位置づけられます。今や、ヴォイトレにも、フィジカルトレーニングが幅を利かしています…

邦楽は、音声を鍛える

音色を、まるで染物のようにしめたり絞ったり、声を歌へと編み上げ、色づけしていくのは、邦楽の方が多彩です。あるいは、エスニック音楽、ワールドミュージックといった民族音楽での歌唱です。それは、輝き響く声、柔らかく強い声を、オーケストラという大…

音声と表現力

PVやテレビも、音声の表現レベルの高い人が登場してきました。それに加えて振りや衣装や装置が派手になってきました。すると今度は、その演出や装置を使うと、音声の表現力のない人もみせられるように、もつように、こなせるようになるわけです。 アイドルや…

声とビジュアル面

ライブ舞台では、こと日本では、ビジュアル面の演出、照明、衣装といった装置の発展のおかげでもたせてきました。その分、声の表現について雑になります。その分、プレイヤーの音については、馬鹿丁寧です。 歌手は、音楽技術を使いこなすのでなく、それでカ…

視聴と聴を分ける

私は、舞台のビデオをみせるときに、2回に分けるようにしました。最初に動画でみせて、次に音だけで聞かせます。ときには逆にします。しつこく両方を試みることもあります。動画でみると、その出来に安心していた人が、音だけで聞いたときに唖然とします。 …

視覚の盲点☆

私は、あるときの合宿で、声=音の無力さを証明するような体験をしたことがあります。20名ずつの舞台で、あるとき、リハで音声だけでパーフェクトに成り立たせたのを、ちょっとした振りと動き、ビジュアルの効果を入れたところ、音声の完成度が格段に落ちてし…

ことばの力

私は、写真や動画は、情報量が大きいので参考にしますが、自分に取り込むにあたっては、発信している人の情報とその文章をみます。 TVの大きな影響力はまさに「百聞は一見にしかず」ですが、その「一見」は、自分が生でみたものではありません。誰かが意図を…

ピンチに思想を学ぶ

ヴォイトレで調子を崩すと、トレーナーや方法やメニュのせいにする人もいます。なぜ、調子を崩したのかを分析し理解していく、その対処こそ、トレーナーとともに行うことです。絶好の機会です。その前でやめるのでなく、それを超えていくことが、力をつける…

トレーナーと個性

トレーナーのところにいくと、自分の歌や表現が変わるから心配だとか嫌だという人が少なくありません。それは直感的に正しく、それゆえ、勇なことです。トレーナーの悪影響があるくらいにしか自分に向きあっていないのなら、そのままでも同じです。「トレー…

レッスンの声に向き合うこと

使い方次第なので、いくらでもある分はよいですが、誰もが同じように使えるわけではないのです。 発声については、教材は実際のレッスンに及びようはありません。 レッスンのまとめとして、トレーニングのモチベートや方向性を確かなものにするのに、本はよ…

教材のつくられ方

本は文字ですから、イメージは伝わりにくい、といわれます。でも読んだ人のレベルに応じたイメージがつくられていくといえます。音声があると、声のイメージははっきりとします。それにもよし悪しがあります。 具体化される分、限定されるからです。絵がつく…

CD教材のつくり方

CD教材といっても、一回聞いて終わりのものと、くり返して使うものは違います。最初にイントロや説明が長く入っていたら、2回目からは邪魔でしょう。 トレーナーが一方的に見本をみせているのもあります。生徒とかけあってレッスン室のようにしているのもあ…

自分の声を入れない

CDについても多種多様につくってきました。いつも試行錯誤していました。英語の教材からヒントを得たことも多々ありました。 最初は、体や息のトレーニングは、音声にならないので、カットとしていました。 最近は、図やイラスト、あるいはナレーションで指…

動画教材のよし悪し

本にCDを付け(ビジネスマン、一般対象本では10年後)、ガイド音源も入るようになりました。 動画化は、踏み込みませんでした。 音声だけでみせることにこだわったのは、声=音を学ばせたかったからです。 わかりやすくみえることは、学ぶこととは異なるから…

デビュー本からの派生

私がヴォイトレの本を初めて書いて30年経ちました。発声について欧米から学んだ人が書いた本とは異なる、日本人としての本でした。それはそのまま、シンコーミュージックの「基本講座」は理論、「実践講座」はメニュを中心の本として世に出しました。 いくつ…

文字から動画へ

人類は、文字を発明するまで口承で伝えてきました。文字ができてから長らく写され広められました。絵が絵文字、そして文字になったプロセスは、今のアナログからデジタルに変わる以上の大転換といえます。時間、論理が入ってきたからです。そこで未来を考え…

考察

感覚と場を読み取る力 「聞くことに答えない」という答え 他人に委ねられないのに非難するな 自分のことばのフィードバック(のりとつっこみ) フィードバックをかけすぎる人、ためないと出せない人 継続性、連続すること 一貫しているもの、芯とぶれ 歌のな…

ことばにならないこと

ことばにならないことが大切なのです。「星の王子様」みたいなこと(ここの話は研究所のサイトにあります。読んでみてください)ですが、いらっしゃる人と、ことばでやり取りをして長くなることもあります。 わからないことをことばにして整理するのもトレー…

一貫する

私は、自分=表現=歌=音楽を一つの声として一貫させるのを理想としています。真のアーティストなら、しゃべればせりふであり、歌であり、音楽であり、そのまま作品であり、芸術であるのです。そのために必要なのが基礎トレーニングです。結局は、応用にお…

ヴォイトレ、声楽はふしぜんか

役者や歌手は「ヴォイトレ(特に声楽)にいくと、ふしぜんになるのでやめた方がよい」と言われていたことがあります。それは一理あります。私が思うに、トレーニング=ふしぜんですから、トレーナーに「よい」と言われることのなかでも、のど声になる、オペラ…

その先のヴォイトレ

私も「体と感覚を変えていきましょう」と、体は鍛え、感覚は磨くのです。プロは、感覚が磨かれているわりに、日本人の歌い手の体は鍛えられておらず(柔軟性にも欠けている)、息吐きメソッドなどを発案したのです(ここでは、私の「ヘビメタ=レスラー論」※…

トレーニングは一時、鈍くなる

問題を深刻にしないことは、大切なことです。 声を強く大きくしたいという要望に対して、多くのトレーナーはストップをかけます。なぜでしょう。 私は、ストリートサッカーの時代の必要を説いています。サッカー場でプレイする前に、どれだけボールに触れて…

懐とストーリー

ダルビッシュはその後、今年最強のルーキーを、大事な場面で、なんとインハイにストレートで決めて三振にとりました。キャッチャーがOKしたのです。 そういう環境を与える大リーグとのいうものの懐の深さに、ダルビッシュは大リーグに行って、本当によかった…

修正能力

ヴォイトレでも、トレーナーの方針ややり方、メニュと、本人の上達とのギャップに、悩む人は少なくないからです。 ダルビッシュの言うように、プライドある大リーグのコーチが方針を変えたことのありがたさは、日本では難しいのではないでしょうか。「自分で…

ダルビッシュ有とパワー

世界へ出ていくサッカー選手や野球選手はよい参考になりますが、ダルビッシュのアメリカでの活躍もその一つでしょう。渡米前、「技術でなくパワーそのもので世界に挑戦したい」と言っていました。技術で勝っても本当には評価されないから、パワーで打ち勝ち…