夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2023-01-01から1年間の記事一覧

音声とヴィジュアルの効果

特に日本では、歌唱能力不足を補うために音響や照明といったハード面での演出が発展しました。カラオケは、その代表的なものです。 前に録ったものを流すこともできるわけです。 生ではない音声に合わせて演者が動くことになります。

声の加工

これまでも、どうしてもヴィジュアルが音声よりも重視されてしまうということで、苦言を呈してきました。観客の方からは動きは見えるのですが、音声は、見えないからです。 マイクが使われてからは、声はスピーカーから流せるようになったわけです。となると…

幼児教育での音声

幼稚園児や低学年の生徒のお遊戯や劇の発表のことです。音楽に合わせて振り付けるのはまだしも、せりふを全て吹きこんだものに合わせて演ずるような形がとられたのには、驚いたものです。 確かに、そうすると、ことばを言い淀んだり忘れたりするような失敗や…

ブレークスルー☆

これは実際に自分の中で体験して感じないとなかなか得られるものではありません。そのときに、全く違った世界が見えてくるわけです。 自分の力で泳いでいたのが、水の流れに乗っかるようになるなどです。 ブレークスルーが何回か、くるのです。 そこから上の…

補強

次に、そういうフォームを維持できないとか、そのフォームのように肩関節や股関節が動かないということになります。それが筋肉の不足なら筋トレをし、柔軟性の不足だったら柔軟トレーニングをするわけです。 この辺からは、単なる体力トレーニングや筋トレで…

フォームのチェック

次の問題は、実際に泳いでいる中では、そのフォームにならないということです。 これにはいろんな問題があります。例えばその動き自体が、身体に身に付いていないと。そういうときは腕だけとか足だけを練習し、水の中で難しい場合は、陸の上で補助練習をしま…

補助プログラム

そこからの問題はそういうフォームをまねていても、自分がきちんとまねられていないということになります。それは、ビデオカメラ動画などを撮ってチェックすればよいかもしれません。ただ、発声を筋トレからフォームに入るという考えは、人によってはハイリ…

限界

筋トレが無駄ということはありません。少なくとも、タイムが伸びるところまではよかったのです。そこで限界が来たときに、フォームを学べばよいのです。 それは教えられなくても、フォームがよい、と思える人をまねていけば、かなりのところまでは近づくでし…

筋トレとフォーム

例えば、筋トレをすることによって、誰でも早く泳げるようにはなります。しかし、水泳での理想とされるフォームを身につけた人には、かなわないでしょう。 10メートルとかの短距離勝負なら、体力任せで勝てるかもしれません。しかし長い距離になるほど、体力…

高度に身につける

本番に必要な条件を高めていくために、基本や形があり、フォームというものがあります。できるだけ自由に柔軟に扱えるようになるためです。単純にいうなら、どちらも自分がやりたいようにできるようになっていればいいのです。それだけ自由自在に器を広げて…

自由度を高める

ブレスは、口からか鼻からかなどというのは、問題にすることではないのです。 聞かれたら、トレーナーは「鼻からです」と答えるでしょう。 実際のところは、表現が優先されるのです。全てにおいて、本番における条件はそういうことです。そんな問題を問題と…

ステージや基礎訓練と呼吸☆

ここにレッスンに来る人たちで、1年2年経つと、これまで、人並みにできなかった人でも、大体、人並みにはなります。3年から5年続けると、日本でのプロレベルになります。呼吸に関してのことです。 しかし、プロでも、ここで発声を整えて歌唱もよくなって、ス…

詰めてやり過ぎない

呼吸のトレーニングで、めまいがしたり頭が痛くなったり、苦しくなるようですと、息を吐くということ自体に悪いイメージがついてしまういます。ですから、きついところまでは行わないようにしましょう。 毎日、行うことによって、少しずつ慣れていけばよいで…

呼吸トレーニングの量

具体的に、ドッグブレスの回数や時間をどのようにするのかというと、ワンコーラス1分ぐらいは最低必要でしょう。例えば1秒で3回、息を吐くとします。それを5秒吐いて、5秒休み、1分で、90回です。 1秒で2回で1分続けても、120回です。

呼吸のリハビリ☆

いつも全身全力で、歌を歌ったりせりふをいったりしているわけではありませんから、活動し続けているなかでも衰えてしまう場合があるわけです。まして活動を休止してたら、相当に衰えていくわけです。 そのためにいろんな声の障害が起きて、レッスンにいらっ…

呼吸が基礎

呼吸については、いろいろと細かく聞かれることも多いのですが、本当のことをいえば、鍛えられるところまで鍛えておいて、後は維持ができればいいということです。 どんどんと鍛えていくことが目的なのではありません。 ただ発声が崩れたり歌が乱れたりする…

息を入れる筋力をつけておく☆

ドッグブレスやロングブレスの練習をお勧めしています。発声や共鳴と同じくらい大切です。 声は毎日、使い、チェックしているでしょう。しかし、呼吸は意識しないと鍛えられないのです。少し怠ると維持できない、そのことに気づきにくいからです。

口で吸う

役者がせりふをいうときに、鼻から息を吸っているのを見たことありますか。現実世界の中で考えてみてもいいです。もちろん、ため息や呆れたときなどに、そういうことが起きるかもしれません、生理現象と結びついているからです。 あくびの演技をすることもあ…

鼻から吸う

邦楽などでも「口から吸わないように」と、厳しく注意される場合があります。 トレーニングでの練習は、型ですから決まりがありますが、表現において、絶対はないのです。口呼吸も必要なことがあるのです。

息の吸う音

ブレスの音というのは、ことばのノイズとして、感情に働きかける効果もあります。 よくないのは、どこかでヴォイストレーニングを受けていたために、鼻で吸うことしかできなくなって、鼻で吸う音が聞こえたり、そのために呼吸が遅れたり浅くなったりすること…

ブレスのトレーニング

ですから、初期の練習法で、息を吐ききるところから、吸気の感覚を学ぶようなことが指導されているのです。これも呼吸の循環を覚えることが目的であって、いつも吐き切るような癖をつけるのはよくありません。吸いすぎも吐きすぎも実際にはタブーです。

息は入るように

呼気を充分に使うためには、充分な吸気が必要です。充分な吸気とは、吸うのではなく、入ってくるものです。 水泳で水の中で息を吐いておくと、口を水面から少し出した瞬間に、空気が入ってきます。水を飲んでしまったという人は、口を大きく上に出して、空気…

息切れ

息漏れや息切れを避けるために、より響きを使ったり、小さな声で歌うということが行われます。しかし、それに頼りすぎると、音響に頼り、歌唱力が身についていきません。一本調子、メリハリが出せなくなるのは、ほとんど、そういう意味での歌のうまい人たち…

息漏れ☆

息が漏れているといわれる場合、基本的な条件でいうと、発声の効率がよくないのです。息を完全に声にしていないと息漏れを起こしやすくなり、息が足らなくなりやすいです。つまり、声が伸ばせず、ブレスの回数が増えます。ハスキーな声などではそういうこと…

ブレスは意識しない

ブレスをしっかり入れろといわれます。 ブレスを意識しないで深く使うというのが、大切なことです。 それには日頃から、大曲やロングトーンなどでブレスする場所が少ないような課題で慣れておくことです。

ブレスの入れ方

よく楽譜や台本にブレスの位置を書き込む人がいます。本当のことでいうと、ブレスは演じるよりも、そのときの流れに任せた方がよいのです。ただし、慣れていない場合は、位置を決めておかないと、その先で息が足らなくなったりして、うまくいかなくなる、そ…

役者声からのアプローチ☆

私は、パワーのない日本の声楽家よりは、パワフルな日本の役者のせりふから、歌唱につなげるアプローチを優先してきました。 ただし、音楽に大切なリズム、グルーヴを重視する場合には、原語の読みのなかで、声とフレーズをつくっていくのが自然です。 外国…

日本語母音発声のデメリット☆

それは、日本人の声楽の出身者が、日本語の明瞭な発音に劣っていたため、使われたこともあるでしょう。劇団の出身者は、共鳴においての実力に欠けていたため、プラスになった点もあったと思われます。 ただし、実際にはパワーを犠牲にして、薄く浅く軽く明る…

劇団四季の方法☆

日本語そのものの発音を明瞭にさせて、共鳴のできる母音を中心に、せりふから歌のフレーズにもっていくのが、劇団四季のやり方です。 これは人によっては、相当な負担がかかるので、必ずしも万人に向いたアプローチとは思えません。歌唱法によるところの違い…

外国語に置き換える☆

日本人の歌のことばが、日本語に聞こえにくく外国人ぽく聞こえるのは、第一にリズムの問題、第二に発声の問題があります。それを原語で歌ってみて、理想的なフレーズ処理にしてから、もう一度、日本語で置き換えるのが、最も質の高いアプローチになります。