夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、noteをご活用ください。)

2026-01-01から1年間の記事一覧

子音と母音、喉への負担

声の出し方では、母音は共鳴によって喉への負担が少なく発声できます。しかし、子音は発音時に口内の器官を使うため、長時間の使用で疲労が溜まります。また、日本語は母音が多く、高音での発声や演技中のせりふで負担がかかりやすいです。そのため、母音で…

演劇と歌の距離

演劇においては、歌が必要になる場面は限られています。特定の作品や役で歌唱が求められる場合を除き、通常は、歌を使うことは少ないのです。しかし、歌唱のトレーニングは、発声の基礎を鍛えられるため、演劇のせりふや表現力にも直接的な影響を与えます。…

声の世界を理解する

発声や呼吸の基礎を理解することで、歌や演技の技術以上に、声の世界を知ることができます。声の高さやひびき、共鳴の仕組みを体感することです。そのことで自分の声がどういう特徴を持つか把握でき、表現の幅も広がります。これは技術の習得だけでは、得ら…

声と呼吸から整える

声を安定させるには、呼吸や発声の基本から整えることが重要です。単に歌う技術だけでなく、呼吸法や体の使い方を習得することで、声の通りや安定感が、向上します。これは歌がうまくなるだけでなく、演劇や日常での発声にも応用できます。2~3年続けること…

メンタルの変化とハラスメント

現代は体力や精神面での耐性が弱くなりましたが、昔のような一方的ないじめや叱責は減っています。ハラスメント規制により、安心して活動できる環境は整いつつあります。これで体力的な負荷は減ったものの、精神面での自己管理や声の維持は変わらず必要です…

昔の体力と今の世代

以前は歌手や役者は、徹夜や連続公演にも耐えられる体力を持ち、上の世代からの過酷な経験を受け継いでいました。今の若手は、こうした経験が少なく、体力や精神的耐性が低い傾向にあります。そのため、体力面や喉の耐久力で、昔と比べると差が生まれ、パフ…

ヴォーカルが抱える不利

バンドの中で歌手は、華なので、客対応やファンサービスに先頭切って、参加します。体力や声の面で不利な立場にあります。楽器演奏者は、飲み会で酔いつぶれても、翌日の演奏には支障が少ないですが、歌手は声が直接影響するため、体調管理や喉のケアが不可…

ファンサービスと喉の消耗

大きな舞台の後でも、観客への挨拶や接触、交流が続くため、歌手は喉を充分に休めることができません。楽器演奏者は次の日に演奏できる体力を維持できますが、歌手は喉が直接消耗するため、影響が大きく出ます。舞台後の対応や飲み会なども加わることで、声…

昔の歌い手と今の歌い手

以前の歌手は、MCが紹介や進行を担当してくれ、歌唱だけに集中できました。演奏後も速やかに退場することができ、喉の負担も少なかったのです。しかし、現在は、握手や挨拶、ファンサービスを行うなど、歌唱以外の活動が増えたことで、休息時間がほとんどな…

何でも求められる時代の表現者

現代の歌手やタレントは、本業だけでなくブログやSNSでの情報発信、ファン対応なども求められます。本来は、ステージで表現することに専念するはずが、広報や接客も担当する何でも屋の役割が増えました。仕事は多岐にわたり、単に舞台だけでは成功できません…

表現者に求められる総合力

現代では、歌唱だけでなく、トークやMC、演技力まで幅広く求められます。プロデューサーは単に歌の技術だけでなく、ステージでの話術や場の盛り上げ方を重視します。歌手がMCやトークが苦手だと、せっかくの歌唱まで活かされません。そのため多面的なスキル…

舞台表現の孤立と観客の変化

舞台は、日常生活と異なり、観客との関係、距離が表現に大きく影響します。観客が受け入れて盛り上がらなければ、一方的な演技になり、表現者はジレンマを感じるものです。昔は舞台で声の力で観客を引き込むことが重要でしたが、現代は、観客の反応を意識し…

舞台と社会の声の乖離

現代社会では、大きな声を出すだけでは舞台で評価されません。柔らかく聞きやすい声、優しさを感じさせる声が求められます。これは単に表現の好みの問題ではなく、ハラスメントや心理的圧迫を避ける基準とも直結しています。舞台での伝統的な発声技術とは異…

求められる声の変化

現代では、圧のある声よりも、相手に安心感を与える声や聞き取りやすい声が求められるようになりました。男性も女性も、演技だけでなく、日常的な声の印象が重要視され、社会的な場面での声の感覚も変化しています。この変化は、声の強さ、インパクトよりも…

企業研修とパワハラ問題の転換点

2000年前後までは、企業研修でも大声や身体を使った発声トレーニングが求められました。大きな声を出せない人は、企業戦士やスポーツ選手としても、使えないとみなされました。 しかし、その頃から、強い声で叱るような行為がパワハラとみなされるようになり…

マイク時代と好感度重視の声

マイクの普及により、声の出力よりも聞きやすさや好感度が重視されるようになりました。かわいらしく、音声圧力の少ない声が求められるため、従来の大声やパワフルな声は減少しました。 現代の発声トレーニングでは、耐久性や表現力だけでなく、優しく聞こえ…

声と芸の相互作用を理解する

声のトレーニングは単に技術の習得ではなく、芸全体の質を高めるための基礎です。声が安定すると表情や動きにも余裕が生まれ、全身で表現できるようになります。 身体の使い方が整うと声もしぜんに伸びます。声と芸は相互に作用し合い、一方を磨くことで他方…

プロフェッショナルとしての意識

お笑いの世界は厳しく、常に新しい才能が求められています。芸人志望者が集中して、競争は激化しています。しかし、だからこそ一人ひとりの個性と表現力が問われる時代です。ヴォーカリストや俳優、声優と同じく、芸人も声を使う職業人としての意識を持つこ…

声を使う人間としての意識

声を扱うということは、単に技術を磨くだけではなく、自分自身を理解することです。どんな声を出したいのか、何を伝えたいのかを明確にすることが、最終的にその人の声を形つくります。舞台での声は、心の状態をそのまま映し出します。焦りや不安は声を硬く…

表現における身体の役割

声は身体の動きと深く結びついています。どれだけ声を磨いても、身体の動きが硬いと声が自由に響きません。舞台でしぜんに立ち、動きながら声を出すことができるようになると、発声は格段に安定します。 プロの芸人は、動きのなかで呼吸を整え、声の流れを止…

笑いと声のバランス

お笑いでは、声の大きさや勢いだけで笑いを取ることはできません。観客が感じる面白さは、声の使い方と間の取り方の絶妙なバランスによって生まれます。大声で叫ぶだけでは伝わらず、むしろ抑えた声や静かな間の方が、強い印象を残す場合もあります。 笑いを…

声の説得力を高める

声の大きさや高さよりも、伝わる声とは、意図がある声です。観客は、単に大きな声ではなく、気持ちのこもった声に反応します。深い呼吸によって声を支え、感情を乗せたときに、声は最も響きます。 お笑いにおいても、笑わせるだけでなく、伝える力が求められ…

呼吸法を通じた表現の深化

腹式呼吸という言葉は広く知られていますが、実際に正しい形で使いこなせている人は少ないです。呼吸は、胸や腹の動きだけでなく、全身のバランスで行うものです。 特にお笑いのように動きの多い舞台では、呼吸が乱れるとセリフのテンポも狂います。深い呼吸…

若手としての成長

若い時期は、経験よりも勢いで舞台を突き進むことができます。失敗を恐れずに挑戦を重ねる時期です。勢いで押し切る舞台も大切ですが、同時に、どこかで声を壊さない意識を持つことです。 どうしても無理を重ねてしまい、気づかぬうちに喉を酷使してしまいま…

ネタの構成と声の温存法

舞台での構成によって喉への負担は変わります。語りから歌に移ると声が出にくくなるような場合、順序を入れ替えることで改善することがあります。語りを後に回す、テンションの高い部分を分散させるなど、構成の工夫によって声を守ることができます。 調子の…

休むこともトレーニング

声は消耗品ではありませんが、使い続ければ、疲労します。どんなに強靭な声でも、回復の時間を取らなければ限界が訪れます。体調が悪いときや喉の調子が落ちているときには、なおさらです。思い切って休むことが最善の方法になることもあります。 片方が頑張…

舞台ごとの声の使い分け

舞台によって、声の使い方は、大きく変わります。広い劇場と小さなライブハウスでは、響かせ方も抑揚のつけ方も違います。 広い舞台では、声を遠くに届かせるための声量、響きを重視し、映像作品では、声のトーンが求められます。これは単なる音の調整ではな…

声の柔軟性を高める

声は、一つの筋肉のようなもので、使い方次第で大きく変化します。大きな声、小さな声、鋭い声、柔らかい声など、それぞれを自在に出し分けることで、表現の幅が広がります。お笑いのなかでも、勢いだけで押すのではなく、トーンの変化や抑揚を意識すること…

模倣とオリジナリティの境界

お笑いの世界では、先輩芸人をまねることから学ぶことが多いですが、模倣のままでは個性が埋もれてしまいます。模倣は、技術を磨く第一歩ですが、そこからどう自分のスタイルへ昇華させるかが本質です。 プロのコメディアンは、他者の表現を吸収したうえで、…

呼吸とリズムの関係

呼吸はリズムの源です。お笑いにおけるテンポや間(ま)は、呼吸のタイミングと密接に関係しています。リズムが乱れると、セリフの切れ味も笑いのタイミングもずれてしまいます。 深い呼吸を意識し、息をどこで吸ってどこで吐くかをコントロールすることで、…