体の動かし方の再調整と強化には、呼吸を伴わせることが大切です。そのために吐ききってみましょう。発声のコントロールや呼吸保持などは、体から息の吐ける人が次のステップでやることです。ヴォイトレのメニュでは、最初から少ない息で丁寧に声にすることの大切さを説くことが多いのです。荒っぽく息を無駄に使っては、きちんと声にできないのですが、その息さえ、しっかり吐けているわけではないのです。何事にも量と質、全体での荒(粗)さと細部の丁寧さとは、相反するようで両輪のように考えることです。部分よりは全体から入るのが原則です。その両輪での矛盾から全体で丁寧に至るためにです。☆