夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

抑える

自意識は、自己陶酔、自己愛になりがちです。集中して役になり切っても、そこに必要以上の過剰さ、過度さが出てしまうと台無しです。味付けが濃すぎるのは、薄いのよりも救いようがないのです。 吟味され、抑制され尽くしたものが、至高の芸です。話も歌も文…

ひばりの眼☆

たとえば、「ひばりの歌は、歌っているひばりとそれを正しているひばりと、遠くから、その二人をみて正しているひばりがいる」ようなことを、言ったことがあります。その役割は、ひばりの母親と大正時代のレコード、まわりの一流の歌手や役者だったと思いま…

第三者役

情熱をもってクールになり切るのと、第三者的に演じることは違います。しかし、この二面は、どんな演者、いや、どんな人でも必ずもっています。 たとえば、自分とトレーナーをみます。ここでいうトレーナーとは、自分のなかのトレーナー像です。 私は、トレ…

会って話を聞く

直接会ってこそ、聞いてこそ、はじめてわかるものがあります。しかし、私たちは、そうせずに聞いたり読んだりしただけで、わかった気になっていることが、とても多いと思います。できるだけ本人に会って話を聞いてみましょう。 重みもなく、しぜん体でもない…

重さと暗さ☆

重さ、というのでしょうか、ある意味での暗さが、人も歌も声にも重要です。重要とは、重い要めと書きます。下積みは、重さとなります。表現を支えるその人の重みとなります。 音楽でも、そこにアンチとして、明るく軽い音楽、イージーミュージックが出てきた…

話術と胆力☆

言葉を超えてメッセージとして伝わる分が、8割くらいあります。それらを総合して、話術となるのです。姿勢、表情、眼差し、身振り、しぐさ、声、間などに、その人の信念、志、使命感、人柄などが伝わるのです。 スピーチは演じるものです。自分から1つの人格…

八雲と声☆

小泉八雲は、左眼は失明、右眼も強度の近眼でした。その分、聴覚が鋭かったともいえましょう。 見るのは主体的、聞くのは受動的です。聞くのは、体感し身体的にくるものです。 彼が、船のエンジン音を「コトシヌシノカミ オオクニヌシノカミ」など「カミ」と…

真相

真理を求め続けること、たとえば、ミステリー小説を読んでいく途中、その真相がわかるとミステリーは終わります。そのストーリーは、半ば死ぬわけです。一冊が終わることなく、謎が解かれず終わるのは、残念なことと思います。 しかし、多くは、その後も少し…

排出物への親しみ

身体の内側から外に出ると、汚いものとなります。鼻水、唾、小便、大便、ゲロ、垢、フケなど、涙を除いて、きれいと思われるものはありません。 でも、内にあるときはそうは言われません。内といっても体内ですが、体の中ではありません。穴や腔や筒というと…

外から形づくる自分

私たちは、裸を衣服で隠して外に出ます。裸で自分だと見せられる人はそうはいないでしょう。メークをし、着飾り、ブランド品を身に着けると、イメージを変えます。 「だから、その人の正体は、その声を、肉声を聞くことだよ」と言ってはきましたが、もっとわ…

自分ではない

自分が自分ではない状態、焦って慌てているとき、事故などで茫然自失なとき、酔っぱらったとき…などを考えてみると、人前でのステージで緊張したりあがったりしているときというのは、自分が自分であろうはずがないと思うのです。 そんな状態に備えずに、自…

一人ではみえない

自分の身体のうち、みえるのはどのくらいでしょう。股間や頭の後ろ、骨、内臓など皮膚の下はもちろん、見えないのです。顔は、鏡や録画したもので見ることはできますが、そのままではないでしょう。病院でレントゲンやスキャン画像をみても実感できません。 …

胸の張りについて

横隔膜右下には肝臓があり、右サイドの横隔膜は少し高い位置にあります。右肺は三葉で大きいためです。左サイドはやや押し下げられています。左肺は二葉で上に心臓があるためです。 胸を張ることで腰が反るなら、楽に続きません。ここで支えるのが腹圧です。…

筋力維持と腹圧

最近は、お腹が少し出ている体型が長生きするといわれ、反メタボの気運もあります。発声には、痩せているよりは少しぽっちゃりがよいといいます。 理想は、お腹が固くない、背中も柔らかく、筋膜、インナーマッスルも柔らかい、筋肉、関節も柔らかいことです…

横隔膜のリラックス

横隔膜が緊張すると体幹がうまく使えず、しぜん体になりません。 たとえば、声を出して、竹刀面に打ち込むとします。そのときに、息は出ます。素早く吸い込んで、次に備えます。このとき肩で息をしません。肩が動くと乱れるからです。 本番前は、深呼吸でリ…

芯と共鳴

声=体とは、体についている声、芯のある声をもっているということで、軸、縦の線などと述べてきました。呼吸で声を生じ、共鳴させます。芯と共鳴の2つの条件がいるのに、多くの人は、共鳴だけでコントロールしようとして息詰まるのです。☆

体と声と呼吸のタイミング

スポーツでも体と呼吸のタイミングを合わせるのは大変なことです。陸上や水泳のスタート、相撲の立ち合いと、呼吸が合わないとやり直しますね。声は、その間にあるのでさらに複雑です。しかし、呼吸と声=体となれば、シンプルです。 呼吸と体を合わせるのに…

機能を高める

声の機能を最大に使いたいなら、身体を機能的に使えるようにすることです。 できないことをできるようにするには、すぐに、部分的な目的での完成を目指さないことです。全体を底上げしていくことで結果、解決していくように考えることです。 高い声を出した…

胸とお腹

胸については、胸骨中心に大きく動くことが理想です。肋骨は、柔らかく、胸椎の可動域は大きくというように、です。 お腹は使うのですが、それは力を入れたり固めることではありません。 腹式呼吸、発声、ヴォイトレのトレーニングや鍛錬ということばに、あ…

チェックプログラムの立案

次の項目をチェックしましょう。 表情 立ち方 歩き方 動き方 しぐさ 気分 1.レッスン時 2.レッスン前 3.レッスン後 4.普段

老いと呼吸

老いると、床から腰を上げるだけでも一運動になります。疲れがたまったときと同じでしょう。そこにはメンタル面も大きいです。 腹がすわるようにします。腹にすえかねたり腹を立ててはいけません。 正座や瞑想が流行しているのも、そのような背景があると思…

現代の呼吸事情

姿勢が悪いのは、呼吸によくありません。 赤ん坊、子どもの動きからヒントを得ましょう。とはいえ、子どもも小学校に入り、イスに座ることが多くなると、姿勢が乱れがちです。 昔は、たくさん歩いてたくさん運動して、しぜんと正されていたのです。しかし、…

発声トレーニングのメリット

呼吸、発声、共鳴には、うまい人と下手な人がいます。 生まれつき、あるいは、育っていくなかでうまくなった人とならない人がいるのです。うまくならない人は、うまくなるためにトレーニングをお勧めしている次第です。 すると、体幹が安定します。歩くこと…

過呼吸の注意

過呼吸は、吐きすぎてCO2不足で息苦しくなり、息を吸い過ぎるので、過換気症候群といわれます。具合が悪くなったり、倒れることもあるので、注意してください。

機器を使った呼吸のトレーニング

ストローを使ったり、口をつぼめる、鼻先の片方をふさいで出す、などのトレーニングは、出口を狭くして抵抗を感じ、呼気を意識して、またそれに対応する力をつけようというねらいです。 吐くことに負荷をかける、呼吸筋を鍛えるというような器具なども売られ…

呼気と吸気

肺の弾力は「残気量」などから出せるそうです。ともかく、息は出したら入るのです。入れるためには出せることです。最初は、そのために無理、必要悪も承知でトレーニングするのです。

効果の判断の難しさ

「息を吸ってお腹を膨らませるのが、腹式呼吸」というのは誤解しやすい教え方です。お腹を突き出したり出しひっこめたりするのは、呼吸とは別のトレーニングです。 だからよいとかよくないとは一概にいえません。呼吸そのものとつながっていないから、呼吸ト…

ラジオ体操の利用

高齢化社会になって、ラジオ体操が復活しているそうです。運動不足を補い、柔軟性を維持するには、とてもよいことです。 「胸を張って背中を反らしましょう」では、顎が上がり口から肺まで真っ直ぐになるので、呼吸はしやすくなりますが、肺や呼吸筋、横隔膜…

リラックスする

刺激して、ほぐし、そして強化し脱力します。 1.脱力する 2.揺らしたりさすったりして、緩める 3.押す、圧する リンパを流すようにしてみましょう。 首の緊張をとるには、首の後ろに両手をあてて、縦にうなづいたり左右に動かします。 筋肉が骨についている…

声のためのワークショップ

仰向け、横向け、うつ伏せでの呼吸、そして発声へもっていきます。 1.胸は前 柔らかくする(胸部上部) 2.お腹は、横と後へ胴回りの広がりを肋骨に触り自覚する 3.肩、首回りをほぐしつつ脱力 4.背中で支える 吐くとお腹がへこむというよりは、横に拡がって…