バレエのように、元より日常とは、違う歩き方や踊り方を目指すものは、新しいこととして習得するのでわかりやすいでしょう。呼吸は、日常、誰もがしています。人前で、せりふを言うため、歌うためには、高いレベルで必要とされるため、使い方は違うのです。正しい呼吸というのではなく、深い呼吸、高度に声をコントロールできる呼吸を覚えていくためのアプローチが、呼吸法、型です。
習得していくと、呼吸も発声も日常で使うものだけに、日常にもそういう深い呼吸、深い声が使われるようになってきます。つまり、一体化していくから、さらにわかりにくいわけです。