2022-02-17から1日間の記事一覧
日本人の会話は、ときに音楽的と言われます。時に方言はそのように聞こえるようです。日本語は、母音がつくものが多く、濁音や詰まるような音があっても柔らかく聞こえるからでしょうか。 私の海外滞在の経験では、リスボンの街のポルトガル語を、もっとも音…
歪みを、あえてよしとするのも日本の特徴でしょうか。能管に詰め物をして、それを喉と呼びました。三味線のさわりも同じ効果を狙ったものです。邦楽ではハスキーな喉声に馴染みがあるわけです。 歌に対しては音色を聞かない。楽器のようには聞かない。聞けな…
クラシック音楽で確立された楽譜は、音の高さとその経緯(時間)を表しています。リズム(この場合、長さ)とピッチ(音高)は表記できても、音量、さらに音質はわかりにくいのです。神楽、民謡、わらべ歌や邦楽は、後者を優先します。日本の歌はことば、詞…