よい声について、発声ではよく言われている次の例が具体的でよいかと思います。
1、自分では大きく出していない、よく聞こえない声
2、響いていない声、自分にきれいに聞こえない声
普段の練習の目的とは全く別のことが、ここでは言われています。1はとても小さく、2はとても大きい声のように思います。しかし、これは同じ声なのです。いつものあなたの声と次元の違う、レベルアップした声なのです。本人が気づかないゆえに出さないし、目指さないような声です。そのため、自主練習中には、ほとんど気がつきません。一人では身につかない声こそ、求められている声なのです。(声楽の人はこれをマスケラということに当てはめてみてもよいでしょう)