夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

スキャン能力

トレーナーは、相手の様子から姿勢、表情、喉まで、瞬時に自らの体にスキャニングしているわけです。ヴォイストレーナーなら相手の発声の状態から声とその周辺のスキャンをします。

 例えば、声の音源だけでも顔の向きなどもイメージします。イメージしにくいときは、声を似せて、そこでの違和感をみて直そうとします。

 原則は、認識です。自分をモデルとして、相手とのギャップとの認識をします。そのギャップをふまえ、自分でなく相手のあるべき理想像を描きます。そして、一致させるノウハウが指導となるのです。

 ここに2つの大きな落とし穴があります。第一は、自分を見本にしてよいのかということです。

ここには、プロやベテランだけでなく、全く別の分野の人も来ます。自分では、足りないことがたくさんあります。

 向うは信頼してレッスンにいらしているからよいのですが、私は疑い深く追及します。何人かのトレーナーと分担させるのが、次善の策です。見本が一人のトレーナーに偏らない分、リスクヘッジできます。

1. 本人とトレーナー

2. 本人とトレーナー複数

3. 本人とアーティスト

4. 本人とアーティスト複数

5. アーティストと本人の間としてのトレーナー

6. 一流のアーティストで誰にも合いやすいケース

7. 一流のアーティストで本人に似ているケース

8. 本人の次の段階(理想)

 一流のアーティストのイメージを借りるのが、もっともよいことです。しかし、それを自分とどうマッチングさせるのかには、けっこうな経験がいります。一流ゆえに、相手と離れているし、根本的に理想像とかけ離れていると使えません。そのギャップを埋める聴覚からのトレーニングが必要です。