ステージでは、表情や動き、照明、演出など、さまざまな要素が歌を支えます。しかし、レッスンでは、あえてそれらを外し、声だけで成立しているかを見ます。視覚情報に頼ると、本当の問題が見えなくなるからです。どれほど格好よく見えても、目を閉じたときに何も伝わらないのであれば、歌としては弱いのです。
一方で、音声だけで成立していれば、あとから外側はいくらでも変えられます。歌い方、衣装、演出は、後から調整できます。しかし、声の核だけは、ごまかせません。だからこそ、まず音声だけで勝負できる状態を目指すことが重要なのです。