夢実現・目標達成のための考え方と心身声のトレーニング(旧:ヴォイストレーナーの選び方)

声、発声、聞くこと、ヴォイストレーニングに関心のある人に( 1本版は、https://infobvt.wordpress.com/ をご利用ください。)

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

術と道

武術というのは、強くなるためにありました。 しかし、武道となると、強くなるプロセスで得られた動き、姿勢の習得となります。 それは、その人の日頃の立ち居振る舞いまでも立派にしていくのです。 日常の動きも無駄なく合理的で美しくなります。みる人が魅…

まねることの限界

まねると、そこそこの評価、ときにはかなりの評価が早く得られます。 そこから抜け出せなくなります。 それが、師を越せないところに陥る大半のケースです。 特に、伝統芸には継承が求められるので、代を継承するうちに形だけになりやすいのです。 初代を、…

先生との違い

形だけを写そうと無理していると、負担になるし壊すこともあります。 どこかに必ず偏りが出てくるのに用心することです。 先生をまねしても、まねができるほど、先生と自分の体や個性は同じではありません。 その違いが妨げとなります。 先生には正しくても…

盗むということ

先生から口移しで一挙一動を学ぶより、教えられずとも盗む方が、時間がかかっても中身を伴わせられるのです。これもまた一つの上達法です。 何をみているのか、気づけるのかということです。問われるのは、形でなく中身だからです。

まねることの弊害

まねて学ぶのは早い方法ですが、まねるというのは形ですから、いかに形を早く器用にまねられるかが問われます。周りもそれを求め、認めるからです。まねのうまい人ほど、形だけになって終わってしまいがちです。

形からの学び

形だけのレッスンやトレーニングが多いのは、いつの時代もどんな分野でも同じです。特に、日本では、多くの分野で、形から入ることから始まります。そのあくなきくり返しで自ずと中身が伴うことが上達法でした。 しかし、それには年中無休で師と生活を共にす…

声と気と統一

声は、ただ出せばよいというものではありません。そこに気が満ちていなくては、力は働きません。気力が必要だということです。 余分な力を抜くために、どこか別のところを意識することは、よく行われています。力を入れて脱力することも効果的な方法です。し…

呼吸機能の向上

声の滞りは、気の流れの滞りです。多くは呼吸の力不足です。 それは、全身、そして呼吸筋群に支えられています。 呼吸が弱くなると、生命は死に近づきます。ですから、表現が他人に働きかけるパワーをもつほどに出すには、呼吸の機能を高める必要があるので…

目的と効果

アーティスト方向へ目的を特化しているため、発声として、うまくいかなくなることは、よくあります。歌唱域だけに発声の効果を絞り込んでいるため、日常会話域では、あまり声がよくならないというヴォイトレも多数あります。ですから、何もかもレッスンに任…

声から始める

人は、真っ当なことに打ち込んでいると、人生で大して必要のないことは、雑音、ノイズとして聞こえなくなるものでしょう。 自分の力がつくと、自信となり、他の人にもおおらかにもなれます。 それには、声の力からでもよいでしょう。心身の状態は、生活にも…

声と人間関係の改善

声を出すのによい状態で、しかも、もっとも適切な声が出たら、ことばはよりよく働きかけます。すると、しぜんと人との関係もよくなるものです。 それを目的とするヴォイトレもあります。また、ヴォイトレの副次効果として、人間関係が改善されることもありま…

プロの力は底力

プロとしての活動の維持を考えるのなら、人よりずば抜けてすぐれていることよりも、コンスタントに人並み以上の力を安定して出せることが問われます。 すぐれているという条件の中には、耐久力、丈夫とか壊れないというのも入るのです。 頭がよいのと頭が強…

不調は、ピンチでチャンス☆

体調がよくないことが、非日常のことであれば、そこで異なることが起きることも多いのです。それは必ずしも悪いことではありません。ピンチはチャンスでもあります。 風邪の引きはじめに、高い声やよい声が出やすかったりすることもあります。 ただ、この場…

レッスンでの回復

何よりも、心身の解放が、不調時には効果的です。 心身の回復そのものをレッスンが早めることも少なくありません。 気力の充実と適度な運動は、よい効果をもたらすのです。 もちろん、本当に休みが必要なときに行うと逆効果のこともあります。 そうした判断…

不調時の対処法

不調のときの対処法は、トレーナーがそのときに、どのようなプログラムやメニュを与えるのかを知ることです。それとともに、そこで自ら学ぶことがたくさんあります。 私は、体調がよくないことと声や歌のよし悪しは、必ずしも、リンクしないことを自らのレッ…

不調時のレッスン☆

心身のすぐれないときこそレッスンにいらしてください。 それには2つの理由があります。 第1に、調子の悪いときにもできるという自信がつきます。ちょっと具合がよくないと練習を休んでいては、本番の不調時など不安になるばかりでしょう。 これはプロでない…

詠む、吟じる

俳句を書いたり写経することは、とても精神によいのですが、さらに、心身をよくするのに、私は、読み上げることを勧めてきました。 書いたり目読するよりも、声を出して読んだり歌う方が健康的です。 メンタル面でも、発声や朗唱は、計り知れない効用があり…

フィジカルとメンタルでの効用

ヴォイトレやヴォーカルの練習が全身を用いてできていっているのかは、その判断にかなり差があるようです。個人差もあれば指導する人にもよります。目的でも違います。 体の力というのなら、下手なヴォイトレよりは、ダンスや振り付け、整体などの方が効果が…

体調がよくなる☆

場の力とは、そこにいる人、いた人の力です。人の想いの力です。 健康になるくらいは当たり前です。声、呼吸体は、場と直結しているからです。 楽器の演奏でもよいでしょうが、何しろ、発声は、全身運動なのです。 「これから勝負に出る」というようなときに…

場の力☆

ここにいらしている人は、結果として、運がよくなります。 いらした人がそう教えてくれるのです。 例外もあるのでしょうが、大体は、良運に恵まれ、自分の世界が開かれていきます。 これが場の力です。 それは、オーディションに受かるとか、合格するとか資…

ループからの脱却☆

よい発声は、健康で元気な状態の上に成立します。 そこで、よい状態を取り戻すことからスタートします。 多くのヴォイトレでメインで行われていることです。 しかし、心身そのものを基礎としつつも、実のところ、そこだけでは支点にしかなりません。 声その…

力を入れて戻して

声と息と気とは、私のなかでは、ほとんど同じ概念です。 それらは自分勝手に出したりコントロールしようとしたりしない方が、結果としてうまくいくのです。 力を入れて心身を固く緊張させるのは簡単ですが、その逆は難しいです。 そこで、たとえば、力は入れ…

補強して拡大する☆

不要なものは、妨げ、邪魔するものです。それを取り除くことですが、それで終わるのではありません。むしろ取り除くことには、あまり気をとられないことです。補強で器を大きくして、そうした妨げが目立たなくする方がよいでしょう。 どんなに妨げを除こうと…

体のしぜんと規範☆

体の声に耳を傾けます。そして、ただの心地よさ、リラックス、解放などではなく、ある規範においての自由の獲得を目指していくのです。 ストレートにいうなら、自分の邪魔しているものを取り除いていくのですが、それは、心身を解放するだけでは不可能です。…

共有とシェア

トレーナーとの研究は、シェアすることに意味があります。 ガイダンスとしても、ただの道案内ではなく、道なき道をどう切り拓くかという仕事です。 京大人文研の共同研究などの方法を聞くと、かつては、日本人の共感能力もすごかったのだと思います。説明能…

一体感と生身

人間社会において、人権が拡大したのは、他人の気持ちがわかる、それは大切なことだという共感能力を多くの人が共通して持ちえたためでしょう。 集団に同一化するのにも、人は、はまっていきます。「第九」など、集団でのコーラスでは、一体になる心地よさが…

共感とスタンス

人間は、他の人や別のものと共感する、同期する、スキャニングすることにすぐれています。それは相手の身体や別のものの形をイメージして、見たり、聞いたり、触れたりしている状況をトータルで捉えられるからです。 その枠がみえること、そして、そこに立っ…

声楽と海外のヴォイトレと私のヴォイトレ☆

日本の声楽では、当初の圧倒的なギャップの克服から、メソッドが使われてきたのです。 そこで実績があったのです。クリエイティブでないのを承知で、私は、アンチ声楽でもあったのに取り入れ、移行させてきたのです。 少なくても、フィジカル、メンタル面で…

一般化と声楽のメリット☆

今、ヴォイトレが、ここまで一般化し普及したのは、むしろ、一時代前のレベルと比べてフィジカル、メンタル面で落ちてきた人たちのための基礎、リハビリ、調整のように使われるようになってきたからです。 それは、年配の人にも若い人にも通じることとして、…

自信の力

日常に使っている声は応用である点が大きいのと、声の力そのものが、トータルで関わる力のなかで占める割合が落ちてきているのです。 なおさら、声は、確立しにくくなっているのです。 求める結果とは、何かを見据えていきましょう。 メンタルなことでは、自…